
改修工事の現場を代表と回ったり打合せをしていると、
ドアはいらない、壁はいらない、隠すものなくオープンに!
ということとともに、このような洗面台も撤去と指示が出ます。
新しい洗面台はどのようなイメージなのか確認すると、
二世帯住宅だったので、設備は2つもいらないだろ!
とのことです。
洗面台までは不要ですが、手洗いくらいはあってもよいのではと思います。
ただ、また二世帯で住むわけでもなく、用途もかわってくるのでここに水場がなくても問題ありません。
撤去工事も大変ですが、新たな造作もまた工夫が必要そうです。

内部だけでなく、外部も相当の部分を直す必要があります。
晴れている日にしか現場には行ってなかったので、気にしていなかったのですが、雨樋が機能していないようです。
棟梁の話では、特に2階の北側の雨樋は全然機能していないとのことです。
雨樋の勾配の取り方や集水の調整は現場で職人の腕にかかってきます。
どんな職人さんに頼むのか棟梁に確認したところ、
「器用なブリキ屋さんがいるから大丈夫!」
とのことです。
棟梁のいうブリキ屋=板金屋
です。
母屋を建設した当時は雨樋など銅を使っていたので、その流れで板金屋さんも今でも施工します。
あまり関わりのなかった職人さんの腕も見られそうで愉しみです。

代表のオフィス改修の難所の一つ、壁撤去。
当初は造り付け棚は残し、内側を補修する程度を想定していましたが、
なんと!
作り付け棚ごと壁を撤去する指示が。
軸組みなので柱が残ると思うのですが、壁を撤去してみないとどのような収まりになっているかかがわかりません。
現場に行くたびに代表の発想が出てきます。
どうなるのか・・・。
不安と期待が混在しています。

住居は住んでいる方の個性が出るものです。
代表がオフィス用に購入した住居にも様々なところに特徴があります。
その一つがこの出窓の下の換気扇。
床の改修工事をする前は、外壁を見ながら「変な高さに換気扇があるなぁ」と思いつつ、

中に入ると地袋の襖に隠されていて気づかなかったのですが、

きれいになると、内部の眺めにとても違和感が・・・。
なぜ、こんなところに換気扇を付けたのか?
答えは、タバコ!
おじいさんがこの部屋でタバコを吸っていたとのことで、灰皿をこの換気扇の前に置いて、部屋に煙が充満しないようにしていたのかもしれません。
現代ではとても考えられないのですが、昭和の古き良き暮らしの懐かしさが感じられます。
もちろん代表からは、換気扇は撤去して壁を塞ぐよう指示が出ます。

回線1本化に際し、電気屋さんから「ブレーカーが60Aと30Aがあるけど60Aでいいよね」と確認があり、代表からの指示通り60Aの契約ができるようにお願いしました。
外部にあるアンペアブレーカーは東京電力のものなので、電気屋さんでは30Aの不要になった方は廃棄できないとのこと。
東京電力に連絡すれば、東京電力と契約のある電気屋さんが取りに来てくれるとのことです。
今回の工事は、一度下見に来ていただき、工事は数時間!
工事費用は数万円と、とても良心的な価格の上、棟梁のおっしゃっていた通り、とても小回りの利く職人さんでした。
不動産屋さんの概算見積はなんだったのか・・・。