伊東久雄

問題解決に重要なのは理屈ではなく具体策である。

机上の空論は更に事態を悪化させる。

コメント：

問題解決の多くは、「申し訳ありません」の一言で片付く場合が実に多い。

行動の正当化に躍起になるパワーをビジネスに活かすべきである、過ちを認める潔さ、責任をまっとうする覚悟、経営者はこれだけで充分だ。

孫子兵法「軍争編」。

兵法の裏に秘められた意味は実に深い。

正確に理解し実践すれば最強の戦略戦術となる。

人間関係に使って善し、ビジネスに使って善し、

何事においても通じるものがある。

偽造した情報で他者を陥れる輩が蔓延する時代。

何事も正々堂々と行い人の道を外すべきではない。

姑息な悪巧みは必ず暴かれる。

稚拙な行動は確実に自身に返ってくる。

※【孫子兵法・軍争編】

故にその疾（はや）きこと風のごとく

その徐（しず）かなること林のごとく

侵掠（しんりゃく）すること火のごとく

動かざること山のごとく

知りがたきこと陰のごとく

動くこと雷霆（らいてい）のごとし

郷を掠（かす）むるは衆を分かち

地を廓（ひろ）むるは利を分かち

権を懸けて動く

迂直の計を先知する者は必ず勝つ

これ軍争の計なり

何の関係も無く１０年以上続いている飲み友達。

そんな人がひょんな事がきっかけで、

ビジネスで極めてコアな存在に一変することがある。

長期間の空白が一夜にして意味と理由を知る。

今日の為にこれまでの期間を継続してきたのだと。

人は意味も理由も無ければ出会わない。

そして付き合いを継続させることもない。

意味と理由を探しても見つからないこともある。

多くの人は出会いの意味と理由に鈍感である。

天は意味と理由の無い出会いは創出しない。

出会った人とは必ず意味も理由も在るのであるが、

それをどう活かせるかは別次元の問題である。

視点は自分か他者か？

多くの人は「視点」の意味を誤解している。

視点が「自分」というと、

自分を中心に考える人と思いがちである。

正解は自分を中心として、

他者の行動を広く見渡せる人である。

視点が「他者」というと、

相手の事を考える人と思いがちである。

正解は相手から見て、

自分がどう評価されているか気にする人である。

どんなことでも相手がいて初めて関係が生まれる。

自分の思ったような状況にならないときは、

何かの判断を誤ったときである。

人間関係での過ちの多くは、

相手を正確に理解していなかったことによる。

その人の最も得意としているものは何か？

その人の喜ぶことと嫌がることは何か？

その人の周囲にはどんな人がいるのか？

その人の知識や経験はどの程度なのか？

その人の理想と自分のそれとは一致しているか？

その人の最終目標は何か？

相手を正確に理解せずして良好なる関係など望むべくもない。

まして信頼関係など論外である。