伊東久雄

「こんな儲かりそうな事を誰もやっていない！」

ここで手を出す前に考えなければならないことがある。

「何故、誰もやらないのか？」と。

コメント：

思い込みとは、何時の時代も常に非情な結果を残す。

失敗する要因は「上手くいく」という思い込みによるものが実に多い、勝算根拠の無いビジネスは趣味である。

真の信頼関係が試されるのは、

常に良い状況のときではなく悪い状況のときである。

最悪の状況をどれだけ耐えられるかで決まる。

悪い状況を相互に協力して克服し、

良い状況になった瞬間に信頼関係は強固なものとなる。

その人と組んだ瞬間に悪い状況が繰り返されるとしたら、

信頼関係構築の是非を試されていると考えることだ。

その人との関係が本物なら最悪の状況も互いに愉しめる。

自己利益優先だったのなら最悪の状況が苦痛と感じる。

悪い状況を共に克服した後の歓喜、

真の強固なる信頼関係が成立した瞬間である。

「高嶺の花」、手に入れるのが極めて困難なもの。

欲するものがすぐ手に入らないと、

多くの人は代替え品を手に入れては満足してしまう。

物なら手に入れた瞬間に後悔の念に押しつぶされる。

人なら取り返しのつかない失望の念に押しつぶされる。

欲するものが「高嶺の花」であればあるほど、

大いに奮起し果敢にチャレンジすることが尊い。

結果的に手に入れられなかったとしても、

代替え品で我慢するよりもはるかに立派だ。

如何なる事項も妥協した時点で既に敗者が決定する。

自身の行動とその結果、

それに対する自己評価などはどうでもよいことである。

評価はあくまでも他者が行うから価値がある。

意味の無い自己評価は、

自身のマイナスになってもプラスにはならない。

他者に評価を求めるのは逆に評価を下げる。

ただただ自分の使命を知って、

天から与えられた使命を日々粛々と行うことが尊い。

自然体で生きて結果が残れば最大級の評価となる。

評価とは決して自ら欲するものではない。