キャットニップは猫好きな人ならばご存知の別名セイヨウマタタビというハーブで、マタタビと同様の薬効成分が入っています。
キャットニップはシソ科でペパーミントのような爽やかな香りが特徴で、精神をリラックスさせてくれるハーブです。
味はペパーミントよりもまろやかで、シソ科だけにオオバの代わりとしてパスタや和え物のトッピングとしても重宝します。
毎年、ベランダ菜園で大量に作っており薬膳酒も毎年大量に作って愉しんでいます。
熟成の過程によってどんどん美味しくなり、3年もすると凄く甘くなり大変美味しいです。
乾燥させて、茎・葉・花を全て35%のリカーに漬けこみます。
ベランダ菜園のキャットニップ

毎年のルーティングになったキャットニップ酒作り

野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」で水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整し非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります、その野菜の中でも特に「香草/香辛料」と呼ばれるものは野菜本来の成分に加えて独特の成分が含まれており、その成分が独特の味や香りの基となっています。
今回はその香草の一つである「パセリ」です、パセリはヨーロッパ南部からアフリカ北部原産のせり科越年生植物でギリシャなどでは食中毒の予防薬として料理などに加えられて食されていました。
パセリの独特の香りは「ピネン」や「アピオール」といった精油成分であり、これらは殺虫効果、殺菌効果で知られている成分で食中毒予防などに重宝されてきました。
他の成分としてはメイン野菜として用いられてもおかしくないほどのビタミン、ミネラル類が豊富でβカロチン、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEなどはニンジンをしのぐ成分量です、ミネラルでは鉄、カリウム、リン、カルシウムなどが主で身体の調子を整えるミネラルが含まれています。
これらを総合すると食欲増進、整腸、利尿、視神経疲労回復、感染症、貧血など多くの改善に有効です、他にも鎮静作用や内臓を休め強化するなどまさに万能薬で、いろいろ料理の付け合わせに是非食したい香草です、香りを生かしてスープやパスタに用いると味や香りだけでなく栄養素的にも優れた組み合わせとなります。
ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として古くから活用されてきた万能薬で、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われています。
日本各地の比較的湿った半日陰地に生息していて、よく見かける野草のひとつです。
ミネラル・ビタミン・フラボノイドが豊富で、利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒、口臭防止など数多くの効果があると言われています。
また、美容効果、デトックス効果など女性に嬉しい効果も知られています。
ドクダミは生で食すと特有の臭みとアルカロイドが強くて毒にもなるので、煎じてお茶で頂くのに限ります。
大量のドクダミを採取

しっかり洗ってからパリパリになるまで乾燥させます

乾いたものを適当にカットして通気の良いカゴに入れて更に乾燥させてから保存します


この乾燥したドクダミを煎じればドクダミ茶として美味しく飲めます。
量は1リットルの水に一つまみ程度で充分です。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で、身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます、また同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し整腸作用があります。
今回は日本と台湾に元々自生していたヤマノイモ科の多年生つる性植物で「自然生(じねんじょ)」とも呼ばれる「ヤマイモ」です、「ヤマイモ」は太古の時代から日本では食用とされていました。
「ヤマイモ」は酵素の宝庫と言えるほど多くの消化酵素が含まれています、アミラーゼ、ジアスターゼ、カタラーゼ、グリコシダーゼなどの主要酵素が豊富に含まれており、他の食品と一緒に食せば消化促進を促し消化器官にも負担をかけずにすみます。
人間の基礎消費カロリーのうち80%は消化に使われていると言われています、それほど消化器官には負担がかかっているということですので食べた後にだるくなるという話も理にかなっているのです。
他の主要な成分は「ガラクタン」などの多糖類成分で、あのヌルヌルした液体でたんぱく質分解の成分であり滋養強壮剤としても知られています。
漢方では「ヤマイモ」は消化促進と下痢などに効くとされており胃や肺、腎臓などの働きを良くして長寿を得られるとあります。
漢方薬の「八味地黄丸」の主成分が「ヤマイモ」ということです、もう一つの特筆すべき成分は「デオスコラン」で血糖値の低減が証明されています。
「ヤマイモ」は年中手に入るというものではありません、しかし栽培されている「ナガイモ」もほとんど同じ成分であり最近では年中どこでも手に入るので工夫して食したいものです。
5年ほど前から食生活をがらりと変えて「食と健康」生活を日々実践しています、最近では1日30品種以上を食すと本当に身体が変わるのかを身を持って実験中で、多い日には40品種以上の食材を少量ずつ食しています。
こんな健康を意識した食生活の昨今、子供の頃から食べない日は無かった大好きなお菓子や珍味類などのジャンクフードを極力減らすようにしています。
ただ、2週間で身体がこれらのジャンクフードに対する禁断症状が起きてきて無性に食べたくなってしまうのです。
そこで、身体に染み込んだ「食のルーティング法則」に従って無理やりに止めるのではなく週に1日だけ解禁日を設けることにしました。
多くは週末や休日です、この日は昼間から枝豆やチーズをおつまみにビールを飲み、途中ポテトチップスなどのスナック菓子類を満足するまで食べています。
このジャンクフード解禁日にはご飯や麺類などは一切食べません、というか身体が満足してしまうのか食べたい気持ちが起きないのです、それでも数えると20品種以上の食品を食べるようにはしています。
ジャンクフード解禁日でも野菜もしっかり取るようにしています、豆腐と共に多種の野菜や海藻類を入れた味噌汁を作って夕食時に食べるのです、これが結構身体に優しく寝付きも良いように感じます。
週一のジャンクフード解禁日生活をはじめて1年後の昨年受けた定期健診は、人間ドックを年1回受けるようにしてきた35年来で一番というほどの「異常無し」を連発し尿酸値も血中コレステロール値もすべて正常でした。
健康食っていったい何だろうと考える今日この頃、自分の身体が欲するものはきっとその人にとって健康食なのではないかとさえ思えるのです。
100歳を超える長寿者は、肉が大好き・塩辛いものが大好き・甘いものが大好きなど、自分が好きなものを好きな時に好きなだけ食べるといいます。
長年の食のルーティングによってその人の身体にはその栄養素が必須になってくるのでしょう、だから無理に止めると逆に不調を訴えるようになるのです。
好きなものを好きな時に食べるのが一番だと思います、ただし限度を守るという最低限のルールの中でというオチは付きます。
何事も過ぎるは駄目です、足りないと思えるくらいが丁度良いのです。