ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として古くから活用されてきた万能薬で、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われています。
日本各地の比較的湿った半日陰地に生息していて、よく見かける野草のひとつです。
ミネラル・ビタミン・フラボノイドが豊富で、利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒、口臭防止など数多くの効果があると言われています。
また、美容効果、デトックス効果など女性に嬉しい効果も知られています。
ドクダミは生で食すと特有の臭みとアルカロイドが強くて毒にもなるので、煎じてお茶で頂くのに限ります。
大量のドクダミを採取
しっかり洗ってからパリパリになるまで乾燥させます
乾いたものを適当にカットして通気の良いカゴに入れて更に乾燥させてから保存します
この乾燥したドクダミを煎じればドクダミ茶として美味しく飲めます。
量は1リットルの水に一つまみ程度で充分です。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で、身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます、また同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し整腸作用があります。
今回は日本と台湾に元々自生していたヤマノイモ科の多年生つる性植物で「自然生(じねんじょ)」とも呼ばれる「ヤマイモ」です、「ヤマイモ」は太古の時代から日本では食用とされていました。
「ヤマイモ」は酵素の宝庫と言えるほど多くの消化酵素が含まれています、アミラーゼ、ジアスターゼ、カタラーゼ、グリコシダーゼなどの主要酵素が豊富に含まれており、他の食品と一緒に食せば消化促進を促し消化器官にも負担をかけずにすみます。
人間の基礎消費カロリーのうち80%は消化に使われていると言われています、それほど消化器官には負担がかかっているということですので食べた後にだるくなるという話も理にかなっているのです。
他の主要な成分は「ガラクタン」などの多糖類成分で、あのヌルヌルした液体でたんぱく質分解の成分であり滋養強壮剤としても知られています。
漢方では「ヤマイモ」は消化促進と下痢などに効くとされており胃や肺、腎臓などの働きを良くして長寿を得られるとあります。
漢方薬の「八味地黄丸」の主成分が「ヤマイモ」ということです、もう一つの特筆すべき成分は「デオスコラン」で血糖値の低減が証明されています。
「ヤマイモ」は年中手に入るというものではありません、しかし栽培されている「ナガイモ」もほとんど同じ成分であり最近では年中どこでも手に入るので工夫して食したいものです。
5年ほど前から食生活をがらりと変えて「食と健康」生活を日々実践しています、最近では1日30品種以上を食すと本当に身体が変わるのかを身を持って実験中で、多い日には40品種以上の食材を少量ずつ食しています。
こんな健康を意識した食生活の昨今、子供の頃から食べない日は無かった大好きなお菓子や珍味類などのジャンクフードを極力減らすようにしています。
ただ、2週間で身体がこれらのジャンクフードに対する禁断症状が起きてきて無性に食べたくなってしまうのです。
そこで、身体に染み込んだ「食のルーティング法則」に従って無理やりに止めるのではなく週に1日だけ解禁日を設けることにしました。
多くは週末や休日です、この日は昼間から枝豆やチーズをおつまみにビールを飲み、途中ポテトチップスなどのスナック菓子類を満足するまで食べています。
このジャンクフード解禁日にはご飯や麺類などは一切食べません、というか身体が満足してしまうのか食べたい気持ちが起きないのです、それでも数えると20品種以上の食品を食べるようにはしています。
ジャンクフード解禁日でも野菜もしっかり取るようにしています、豆腐と共に多種の野菜や海藻類を入れた味噌汁を作って夕食時に食べるのです、これが結構身体に優しく寝付きも良いように感じます。
週一のジャンクフード解禁日生活をはじめて1年後の昨年受けた定期健診は、人間ドックを年1回受けるようにしてきた35年来で一番というほどの「異常無し」を連発し尿酸値も血中コレステロール値もすべて正常でした。
健康食っていったい何だろうと考える今日この頃、自分の身体が欲するものはきっとその人にとって健康食なのではないかとさえ思えるのです。
100歳を超える長寿者は、肉が大好き・塩辛いものが大好き・甘いものが大好きなど、自分が好きなものを好きな時に好きなだけ食べるといいます。
長年の食のルーティングによってその人の身体にはその栄養素が必須になってくるのでしょう、だから無理に止めると逆に不調を訴えるようになるのです。
好きなものを好きな時に食べるのが一番だと思います、ただし限度を守るという最低限のルールの中でというオチは付きます。
何事も過ぎるは駄目です、足りないと思えるくらいが丁度良いのです。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます、また同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し整腸作用があります。
今回は南米アンデス原産のナス科多年生植物である「ジャガイモ」です、「ジャガイモ」の語源は1598年にジャワの「ジャカルタ」からオランダ人によって日本に持ち込まれた時に「ジャカルタのイモ=ジャガタライモ」と呼ばれ、その後に「ジャガイモ」と呼ばれるようになりました。
当時では持ち込まれたと言うことだけで本格的に栽培され食用として一般庶民に出回ったのは明治以降と記録されています、これだけ日本に馴染みの深い「ジャガイモ」ですが意外や驚くほど日本では最近の野菜なのです。
「ジャガイモ」は漢方では生汁を小麦粉で練ったものを関節痛や腫れなどの湿布薬として用いられています、成分は主に「でんぷん」ですがビタミンB群やCも豊富で、これらは「でんぷん」によって熱でも壊れにくくホットサラダとして用いてもビタミンCを充分に摂取することが出来ます。
更にはパントテン酸、カリウム、イオウ、塩素、リンなどのミネラル分が豊富で、特に冬には風邪の予防や細胞活性効果により肌荒れ防止や若返り効果があります。
最後に特筆すべき成分が「プロテアーゼ阻害物質群」と「クロロゲン酸」です、これらにはガン予防の効果があります。
ジャガイモの最も効果的な食べ方は、新ジャガイモで特に小イモを選び皮ごと油で一度揚げて豚肉やタマネギなどと一緒に煮物などで食すれば1日に必要な栄養分をこれだけで摂取することができます。
アレルギーと言えば小麦や蕎麦、また卵や魚介類などがアレルゲンとなることはよく知られています、私は子供のころから卵と魚介類アレルギーで卵は子供の頃に既に克服しているのですが魚介類は今もなお体調が完全ではない時に食すと全身に発疹が起こり数日間恐ろしい痒みに襲われます。
また35歳くらいで突然発症した花粉アレルギーも年によっては強烈に襲ってきます、私はスギ花粉は大丈夫なのですがハンノキ(シラカバ)花粉とブタクサ花粉がアレルゲンとなります、そんな私は常にアレルギーに関する情報を意識的に得るようにしています。
そんな中で最近多くなってきた情報で「口腔アレルギー」という日本ではあまり知られていないアレルギーが存在しています、ヨーロッパ各国ではかなり認知されているアレルギーですが日本でもここ最近多く報告されるようになってきています。
この口腔アレルギーとは意外な食材によるアレルギーで「口腔」の文字が示すように口の中の粘膜がアレルギー反応を引き起こし強い痒みや腫れ・咳・嘔吐などの症状が出ます、酷い場合は唇が赤く腫れあがりアナフィラキシーショックで命に係わる状態になることも報告されています。
研究では花粉アレルギーとの交差反応が認められ私のようにハンノキ花粉・ブタクサ花粉の花粉症の人は特に要注意です、こんな口腔アレルギーのアレルゲンとは何かというとなんとフルーツなのです。
特に梨や桃などは花粉症の人は要注意です、隠し味的に果汁が入っているだけでも引き起こします、また花粉症と同様に今まで何ともなかった人が突然発症しその後はそのフルーツで必ず起こるようになります、花粉の種類とフルーツの種類との交差反応による関連性も研究されておりどの花粉とどのフルーツが交差反応を引き起こすかがかなり正確に解っています。
製薬会社や病院のサイトにも最近では多くの「口腔アレルギー」に関する情報が載る様になってきています、花粉症の人は一度じっくりと見て予備知識を得ておいた方がよいでしょう。