5年ほど前から食生活をがらりと変えて「食と健康」生活を日々実践しています、最近では1日30品種以上を食すと本当に身体が変わるのかを身を持って実験中で、多い日には40品種以上の食材を少量ずつ食しています。
こんな健康を意識した食生活の昨今、子供の頃から食べない日は無かった大好きなお菓子や珍味類などのジャンクフードを極力減らすようにしています。
ただ、2週間で身体がこれらのジャンクフードに対する禁断症状が起きてきて無性に食べたくなってしまうのです。
そこで、身体に染み込んだ「食のルーティング法則」に従って無理やりに止めるのではなく週に1日だけ解禁日を設けることにしました。
多くは週末や休日です、この日は昼間から枝豆やチーズをおつまみにビールを飲み、途中ポテトチップスなどのスナック菓子類を満足するまで食べています。
このジャンクフード解禁日にはご飯や麺類などは一切食べません、というか身体が満足してしまうのか食べたい気持ちが起きないのです、それでも数えると20品種以上の食品を食べるようにはしています。
ジャンクフード解禁日でも野菜もしっかり取るようにしています、豆腐と共に多種の野菜や海藻類を入れた味噌汁を作って夕食時に食べるのです、これが結構身体に優しく寝付きも良いように感じます。
週一のジャンクフード解禁日生活をはじめて1年後の昨年受けた定期健診は、人間ドックを年1回受けるようにしてきた35年来で一番というほどの「異常無し」を連発し尿酸値も血中コレステロール値もすべて正常でした。
健康食っていったい何だろうと考える今日この頃、自分の身体が欲するものはきっとその人にとって健康食なのではないかとさえ思えるのです。
100歳を超える長寿者は、肉が大好き・塩辛いものが大好き・甘いものが大好きなど、自分が好きなものを好きな時に好きなだけ食べるといいます。
長年の食のルーティングによってその人の身体にはその栄養素が必須になってくるのでしょう、だから無理に止めると逆に不調を訴えるようになるのです。
好きなものを好きな時に食べるのが一番だと思います、ただし限度を守るという最低限のルールの中でというオチは付きます。
何事も過ぎるは駄目です、足りないと思えるくらいが丁度良いのです。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます、また同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し整腸作用があります。
今回は南米アンデス原産のナス科多年生植物である「ジャガイモ」です、「ジャガイモ」の語源は1598年にジャワの「ジャカルタ」からオランダ人によって日本に持ち込まれた時に「ジャカルタのイモ=ジャガタライモ」と呼ばれ、その後に「ジャガイモ」と呼ばれるようになりました。
当時では持ち込まれたと言うことだけで本格的に栽培され食用として一般庶民に出回ったのは明治以降と記録されています、これだけ日本に馴染みの深い「ジャガイモ」ですが意外や驚くほど日本では最近の野菜なのです。
「ジャガイモ」は漢方では生汁を小麦粉で練ったものを関節痛や腫れなどの湿布薬として用いられています、成分は主に「でんぷん」ですがビタミンB群やCも豊富で、これらは「でんぷん」によって熱でも壊れにくくホットサラダとして用いてもビタミンCを充分に摂取することが出来ます。
更にはパントテン酸、カリウム、イオウ、塩素、リンなどのミネラル分が豊富で、特に冬には風邪の予防や細胞活性効果により肌荒れ防止や若返り効果があります。
最後に特筆すべき成分が「プロテアーゼ阻害物質群」と「クロロゲン酸」です、これらにはガン予防の効果があります。
ジャガイモの最も効果的な食べ方は、新ジャガイモで特に小イモを選び皮ごと油で一度揚げて豚肉やタマネギなどと一緒に煮物などで食すれば1日に必要な栄養分をこれだけで摂取することができます。
アレルギーと言えば小麦や蕎麦、また卵や魚介類などがアレルゲンとなることはよく知られています、私は子供のころから卵と魚介類アレルギーで卵は子供の頃に既に克服しているのですが魚介類は今もなお体調が完全ではない時に食すと全身に発疹が起こり数日間恐ろしい痒みに襲われます。
また35歳くらいで突然発症した花粉アレルギーも年によっては強烈に襲ってきます、私はスギ花粉は大丈夫なのですがハンノキ(シラカバ)花粉とブタクサ花粉がアレルゲンとなります、そんな私は常にアレルギーに関する情報を意識的に得るようにしています。
そんな中で最近多くなってきた情報で「口腔アレルギー」という日本ではあまり知られていないアレルギーが存在しています、ヨーロッパ各国ではかなり認知されているアレルギーですが日本でもここ最近多く報告されるようになってきています。
この口腔アレルギーとは意外な食材によるアレルギーで「口腔」の文字が示すように口の中の粘膜がアレルギー反応を引き起こし強い痒みや腫れ・咳・嘔吐などの症状が出ます、酷い場合は唇が赤く腫れあがりアナフィラキシーショックで命に係わる状態になることも報告されています。
研究では花粉アレルギーとの交差反応が認められ私のようにハンノキ花粉・ブタクサ花粉の花粉症の人は特に要注意です、こんな口腔アレルギーのアレルゲンとは何かというとなんとフルーツなのです。
特に梨や桃などは花粉症の人は要注意です、隠し味的に果汁が入っているだけでも引き起こします、また花粉症と同様に今まで何ともなかった人が突然発症しその後はそのフルーツで必ず起こるようになります、花粉の種類とフルーツの種類との交差反応による関連性も研究されておりどの花粉とどのフルーツが交差反応を引き起こすかがかなり正確に解っています。
製薬会社や病院のサイトにも最近では多くの「口腔アレルギー」に関する情報が載る様になってきています、花粉症の人は一度じっくりと見て予備知識を得ておいた方がよいでしょう。
イモ類に含まれる最も大きな成分は「でんぷん」で身体の中で糖に分解され身体を動かすエネルギーとして使われます、また同時に「食物繊維」も豊富で血液をさらさらにしてコレステロールを調整し整腸作用があります。
今回は中国から伝わり縄文時代から栽培されてきた歴史あるイモである「サトイモ」です、「サトイモ」は熱帯アジア圏原産のサトイモ科の多年生植物で山で取れる「山芋」に対して里で栽培されていたため「里芋」と命名されました。
「サトイモ」は生で食べると渋味があり灰汁によって下痢を起こすとされています、またイモ類の特徴である「でんぷん」は特に多くそれを熱に替える為の栄養素であるビタミンB1、B2も豊富に含まれており、即エネルギーに変わるため疲労回復などには効果があります、また「たんぱく質」も豊富で身体を作るのに必要な栄養素であり子供から老人まで年中食べてほしい食品の一つです。
「サトイモ」を切るとネバネバするのは「ガラクタン」などの多糖類成分でたんぱく質の分解を行い消化吸収を助けます、また解毒効果もあり優れた成分の一つです。
「ガラクタン」とは糖質の一種であり特に脳細胞に働き脳細胞を活性化させる成分として極めて重要です、受験勉強での夜食や仕事で疲れた脳には最適な食品の一つです。
「サトイモ」は以上のように主成分である「でんぷん」と「たんぱく質」、そしてこれらを消化吸収しやすい成分と非常に自己完結している極めてバランスのとれた食品と言えます。
最近では年中国産や外国産が売られています、成分的には国内産も外国産もほぼ同じで煮物にするといっそう消化吸収しやすくなり大変美味しいです。
あるカテゴリの食品を身体に悪いと解っていながら食べ続けてしまうという「食品依存症」ですが、ついにアメリカ在住の日本人医師の研究によって解明されました。
例えばアメリカ人だとドーナツやポテトチップスがそれにあたり、日本人ではカップラーメンがそれにあたるといいます。
さて、これらの食品を身体に悪いと解っていながら何故食べ続けてしまうのでしょうか?
そして、どうして一度食べ始めるとお腹が一杯になっても最後まで食べ続けてしまうのでしょうか?
この食品依存症の研究のきっかけは、自然そのものである野菜やフルーツでは起こらないという疑問からだそうです。
確かに、キャベツやオレンジをお腹いっぱいになっても食べ続ける人はいません、一口食べて終わりか途中で飽きてしまって残すのが一般的です。
食品依存症には、実は「人工的に作られた味」というヒントが隠されていたのです。
ドーナツもポテトチップスもカップラーメンも、甘さや塩辛さに加えて人工的な旨み成分が大量に含まれていました。
この人工的な旨み成分の大部分はアミノ酸です、人間は身体を作る必須栄養素であるアミノ酸を本能的に接種し続けるという遺伝子が組み込まれているのではないでしょうか。
しかし、自然に作られたアミノ酸を含む食品は依存症を起こしません、ここに食品依存症になるヒントが多分に隠されていたのです。
人工アミノ酸に加えて人工の糖分と塩分、人間の持つ本能を擽る微妙な配分になっているのかもしれません。
そういえば、日本の某スナック菓子に用いられている「魔法の粉」の正体も人工アミノ酸です、食べ始めたら止められなくなると話題になりました。
その後、この「魔法の粉」だけを商品化されたので皆さんもご存じかと思います。
飲料メーカーや食品加工メーカーは、これらの人工アミノ酸の生理的データを以って商品開発をしているということなのかもしれません。
人工アミノ酸自体は危険な食品ということではありませんが、それを用いているスナック菓子やインスタントラーメンなどの食べすぎは身体に悪影響を及ぼすと思いますので、くれぐれも食べすぎには要注意です。