山形県では普通に食べられているスベリヒユ、農場視察の際に見つけて採取してきました。


山形県では湯がいてお浸しで食されています。
実際に作って見るとヌメリがあってモロヘイヤのようで大変美味しいです。
茎の部分がコリコリと絶妙に良い食感でたまりません。
実はスベリヒユは優れた薬用植物であるのです、話題の「オメガ3脂肪酸」を豊富に含みます。
「オメガ3脂肪酸」とは、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)の総称で、サプリメントでも有名な薬効成分です。
動脈硬化やコレステロールが気になる人には積極的に食べていただきたい野草です。
現在、製薬会社が研究用に栽培し、サプリメントや機能性食品(飲料)としての実用化を目指しています。
時が経つのは早いもので6年前の話しになりますが、食用タンポポを生産依頼している畑の視察&収穫に行ってきたときの記録です。
千葉で珍しい西洋野菜を多品種栽培する依頼先の農家さんは、千葉県内や都内の各所に新鮮野菜を届けています。

生産依頼している農家さんと収穫した食用タンポポ
野に咲くタンポポとは次元が違う完全な野菜でしょ!

この1株の大きさを見てください!
一棟の奥まで全部、生産依頼の食用タンポポです

大きなもので株根は直径10cm以上、葉の長さは60Cmにもなりました。
この大きな食用タンポポを20株ほど収穫し、その日のうちに飲食事業の直営店のイタリアンレストランで各種の料理で楽しみました。
食用タンポポのグリーンサラダ

食用タンポポジェノベーゼを使った自家製パンチェッタのパスタ

サラダやグリルのソース、パスタにピザとその利用範囲は無限大!
バジルを使う料理とホウレンソウを使う料理のどちらにも適した味で、とっても美味しいです。
鶏ラグー(トマト煮込み)のトマトソースパスタに食用タンポポをトッピング

知る人は少ないですが、実はタンポポはヘルシーでとても栄養価の高いハーブで、デトックス効果もある野菜なのです。
キャットニップは猫好きな人ならばご存知の別名セイヨウマタタビというハーブで、マタタビと同様の薬効成分が入っています。
キャットニップはシソ科でペパーミントのような爽やかな香りが特徴で、精神をリラックスさせてくれるハーブです。
味はペパーミントよりもまろやかで、シソ科だけにオオバの代わりとしてパスタや和え物のトッピングとしても重宝します。
毎年、ベランダ菜園で大量に作っており薬膳酒も毎年大量に作って愉しんでいます。
熟成の過程によってどんどん美味しくなり、3年もすると凄く甘くなり大変美味しいです。
乾燥させて、茎・葉・花を全て35%のリカーに漬けこみます。
ベランダ菜園のキャットニップ

毎年のルーティングになったキャットニップ酒作り

ドクダミの葉や茎を乾燥させたものは「十薬(じゅうやく)」という生薬として古くから活用されてきた万能薬で、ゲンノショウコ、センブリと並ぶ『日本の三大薬草』と言われています。
日本各地の比較的湿った半日陰地に生息していて、よく見かける野草のひとつです。
ミネラル・ビタミン・フラボノイドが豊富で、利尿作用、動脈硬化の予防、解熱や解毒、口臭防止など数多くの効果があると言われています。
また、美容効果、デトックス効果など女性に嬉しい効果も知られています。
ドクダミは生で食すと特有の臭みとアルカロイドが強くて毒にもなるので、煎じてお茶で頂くのに限ります。
大量のドクダミを採取

しっかり洗ってからパリパリになるまで乾燥させます

乾いたものを適当にカットして通気の良いカゴに入れて更に乾燥させてから保存します


この乾燥したドクダミを煎じればドクダミ茶として美味しく飲めます。
量は1リットルの水に一つまみ程度で充分です。
5年ほど前から食生活をがらりと変えて「食と健康」生活を日々実践しています、最近では1日30品種以上を食すと本当に身体が変わるのかを身を持って実験中で、多い日には40品種以上の食材を少量ずつ食しています。
こんな健康を意識した食生活の昨今、子供の頃から食べない日は無かった大好きなお菓子や珍味類などのジャンクフードを極力減らすようにしています。
ただ、2週間で身体がこれらのジャンクフードに対する禁断症状が起きてきて無性に食べたくなってしまうのです。
そこで、身体に染み込んだ「食のルーティング法則」に従って無理やりに止めるのではなく週に1日だけ解禁日を設けることにしました。
多くは週末や休日です、この日は昼間から枝豆やチーズをおつまみにビールを飲み、途中ポテトチップスなどのスナック菓子類を満足するまで食べています。
このジャンクフード解禁日にはご飯や麺類などは一切食べません、というか身体が満足してしまうのか食べたい気持ちが起きないのです、それでも数えると20品種以上の食品を食べるようにはしています。
ジャンクフード解禁日でも野菜もしっかり取るようにしています、豆腐と共に多種の野菜や海藻類を入れた味噌汁を作って夕食時に食べるのです、これが結構身体に優しく寝付きも良いように感じます。
週一のジャンクフード解禁日生活をはじめて1年後の昨年受けた定期健診は、人間ドックを年1回受けるようにしてきた35年来で一番というほどの「異常無し」を連発し尿酸値も血中コレステロール値もすべて正常でした。
健康食っていったい何だろうと考える今日この頃、自分の身体が欲するものはきっとその人にとって健康食なのではないかとさえ思えるのです。
100歳を超える長寿者は、肉が大好き・塩辛いものが大好き・甘いものが大好きなど、自分が好きなものを好きな時に好きなだけ食べるといいます。
長年の食のルーティングによってその人の身体にはその栄養素が必須になってくるのでしょう、だから無理に止めると逆に不調を訴えるようになるのです。
好きなものを好きな時に食べるのが一番だと思います、ただし限度を守るという最低限のルールの中でというオチは付きます。
何事も過ぎるは駄目です、足りないと思えるくらいが丁度良いのです。