農地栽培において自然農を取り入れた放置栽培を実践するにあたり自作の木枠でレイズドベッドを造り、そこに各種の野菜を植えて実験を開始しています。
第一弾はジャガイモです、3月下旬に一つのレイズドベッドに14個の種イモを植えました、そしてその約3週間後に芽を出し始め、更に2つ目のレイズドベッドにも同じように16個の種イモを植えました、時期をずらせてこの地での最適な植え込み時期を計ろうということです。
レイズドベッドにジャガイモの種イモを植えて3週間後にはしっかり芽をだしています
この時点でレイズドベッドは3つ設置しています

植え付けた後の4月上旬に最低気温が0度という日がありましたが心配をよそに順調に育っています

水耕栽培を手軽に始められる水耕栽培キットでサンチュを放置栽培しました、この水耕栽培キットは植物育成用LEDライトと根腐れ防止の水中ポンプが付いておりボタンで全て設定できますので操作は簡単です、ただし詳しい育成用の説明書は付いてないのでカット&トライで工夫しなくてはいけません。
葉物野菜は割と簡単に育つのでコツさえ覚えれば新鮮野菜を収穫することができます、コツは植物育成用LEDライトの照射時間です、私はほぼつけっぱなしで育てていますがまったく問題ありません。
液肥は規定よりも薄い方がよく育ちます、濃くした場合は葉が硬くなる傾向がありますのでいろいろ試してみると楽しいと思います。
手軽に水耕差異が始められる水耕栽培キット

サンチュはかなり相性が良く簡単に育ちます

スポンジと液肥があれば誰でも簡単にルッコラの水耕栽培ができます、とはいえ重要なのが光ですから明るい窓辺に置くか植物育成用のLEDライトを使うのが失敗しない方法です。
育成温度は20度以上あれば発芽して元気に育ちます、逆に35度を超えると途端に成長を止めてしまいますので春と秋が季節的には適期です。
とにかく手間いらずで一度成長すると次々に葉を出してきますので10株もあれば週一で収穫できます、ルッコラは元々は雑草ですから非常に生命力が強くほぼ失敗は無いでしょう。
10株程度なら100均で購入した豆苗育成用のポットで充分です
場所も取らずに清潔に育てられます

3Cm角にカットしたスポンジにカッターで切れ込みを入れてその切れ込みに種を3粒程入れ水に浸せば根と芽を出します、成長が良い苗を選んで他は摘んでしまいます、その後明るいところに置くかLEDライトを照射するだけで成長していきます。
畑の中に放置栽培を効率よく行う目的でレイズドベッドの枠を自然木で作成しセッティングしました、このレイズドベッドというのは所謂花壇のように栽培エリアを上部に上げた形を言います、このようにすることで手入れや収穫作業が楽になるのです。
また無農薬&無肥糧を実践するためにこのレイズドベッドの中に大量の緑肥を入れています、緑肥というのは自然の木片や枯葉などで分解熟成することで炭素が窒素に置き換わり肥料を与えなくても自然に窒素が供給されることを狙っています。
更には土壌菌が活性化するように大きさを計算してこのサイズにしています、更には横に5mmほどの隙間を設けて酸素が土壌に取り込まれるように考えました、何度も実験を繰り返して最適な方法が確立出来たら書籍化したいと思っていますので詳しいことは徐々に発表していきましょう。
来るたびに1つずつ設置して期間を置いて植栽していきます
最終的にはこれを10個設置します

ニンジンを室内で作れるか実験しました、結果はコツを掴めば何とか作れることが解りました、要は品種と室温次第ということになります。
実験でしたのでプランターではなく6号のプラスチック鉢を使い半水耕栽培で試みました、半水耕栽培は培養土を遣わずに無機質のバーミキュライトを使い液肥で育てます。
品種は長さ10Cmほどのミニニンジンを選びました、どちらかというと根の部分よりも葉を収穫するタイプのニンジンを採用しました。
窓辺に置くだけでしっかり成長しています
種まきから2ヶ月目の段階ですでに葉はサラダなどに使えます

種袋の裏に書いてある説明通りで種まきから3ヶ月目で10Cmの長さのニンジンが収穫できました
ニンジンは密栽培可能ですので直径18Cmの鉢で12本収穫することができました
同時進行で早摘みダイコンも栽培していました

種を撒いて1週間に1度くらい液肥を追加する程度の放置栽培でもしっかりニンジンが収穫できました、手間要らずですので忙しい人でもできると思います、ただし水切れを起こすとあっという間に萎れたように枯れてしまいますので毎日のチェックだけは欠かせません。