2025年4月11日 06:00
なんでも受けた理不尽を訴える時代になった。
平等意識という点では善い時代とも言えなくはない。
ここで訴訟を考える人に意識してほしいことがある。
それはどのような訴訟においても、
勝訴しなければ今度は逆に訴えられるということだ。
名誉棄損に損害賠償の突風が巻き起こる。
訴えるなら一時的な感情からではなく、
冷静なる正義感を以って充分な準備を行い、
少なくても確実な証拠と証人はしっかり押さえることだ。
訴える側にも大きなリスクがあることを肝に銘じること。
そして一時の感情によって無関係の家族を巻き込むことなかれ。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。