2024年10月21日 06:00
今春に隠居後の安住の地への拠点が決まってからというものシビアな事業会社の経営や事業推進業務とスローなる隠居後の前倒し生活という2つの時空間が自分の中に共存しています、陰陽異なる時空間の共存は経験したこともない奇妙な精神状態を体験しています。
最低でも月に一度は安住の地への拠点に行きリノベーションの打ち合わせや工事の進捗確認を行いながら庭の整備などを行っています、また週末は都内のラボで各種の道楽事に専念しています。
対して週日は取引先との契約事や技術の打ち合わせに加えて隠居後のことを考え特許や技術の資料整備に勤しんでいます、更にはファンドからの要請による経営資料の整備や社内規定の整備を急ピッチで行っています、これらはミスは許されない極めて厳しい現実があります。
これらの陰陽極まる2つの時空間は180度異なる異次元の世界です、この2つの時空間の共存によって生活が乱されることもなく一応は心身バランスも取れ愉しめているので時間的な余裕はさておき居心地は然程悪くはありません。
むしろどちらも気分転換ができてプラスの効果が出ていることも確かです、ただし隠居後の生活の前倒し時空間が今後多くなってきたときにどのように作用するのかは自分でも解りません、ただただ今はやらなくてはいけない事への責任感とやりたい事をやりたいようにやっている2重生活に不満は一切ありません。
隠居のXデーを迎えることに関してはもう何年も前からロジカルシンキングしてきました、私的にはその日を境にパタっと切り替えるハードランディングではなく徐々に切り替わっていくソフトランディングにしようと考えていました、したがって現状の陰陽両時空間による2重生活は自身が理想とする隠居への正しいプロセスなのかもしれません。