2024年8月14日 06:00
右効きの人は普段左腕を強く意識することはない。
でも五十肩になった時は強く意識するようになる。
五十肩とはよくできたもので、
左右でタイミングをずらして痛みのピークが現れる。
通常それぞれの傷みは約1年で自然に収まる。
右利きの人は右腕が使えない方が不便だと考える。
不思議なことに実際は左腕が使えないことに不便を感じる。
左腕とは意外にも無意識に各所で使っていることに気付く。
普段意識しない方が失ったときには強く意識するようだ。
これは人や物に対しても同じでなのではないだろうか。
「いつまでも在ると思うな親と金」
本当に鋭いことを的確に言い表した格言だと思う。
「親」とは人の縁や支援を「金」とは財産や経済基盤を指している。
これらを全て失ったときに一人で生きていけるだろうか?
「本来大切にすべきものを忘れていないか」という教えである。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。