2024年6月17日 06:00
内閣府が推進するムーンショット計画。
身体・脳・空間・時間の制約がない社会の実現を目指す。
ここで考えてほしいことがある。
身体・脳・空間・時間を解放された人間には何が残るのか。
答えは精神もしくは心ということだ。
ここではじめてリベラル・アーツという概念が示すものが何かを知る。
SFに登場する精神だけで生きる「高嶺の世界」そのものだ。
そして人間に代わるサイバネティックス・アバターが誕生する。
この計画により実現する身代わりロボットの名称である。
パーマンやドラえもんに登場したコピーロボットが現実のものとなる。
そんな時代にどうすればこの世を謳歌できるのだろうか。
この解を正確に知っている者だけが生き残る。
※従心(じゅうしん)とは、孔子論語の「七十にして心の欲するところに従えども矩 (のり) をこえず」という節を起源とする70歳代の呼び名である。