2024年5月 3日 00:00
失う本質とは失うという事象そのものではない。
失った後に訪れる現実が意味を表すことになる。
失って初めて味わう開放感もあれば、
後悔の念に押しつぶされることもある。
失うとは善しにせよ悪しきにせよ、
失う前にはその価値が正確には解らない。
失って初めてその価値が表面化する。
失うことが善いことなのか悪いことなのかは、
失ってみれば明確に解ることだ。
もっとも失って再確認したところで元には戻らないが。
※耳順(じじゅん)とは、孔子論語の「六十にして人の話しを素直に聞けるようになった」という節を起源とする60歳代の呼び名である。