2024年4月12日 00:00
今3月13日、日銀は2016年1月に導入したマイナス金利政策を8年ぶりに終了させ金利を引き上げることを決定し21日より実施しました、これによって各金融機関もローン等の金利を引き上げました。
ちなみにマイナス金利政策とは金融機関が国庫に預ける場合に手数料を取られますが、この手数料が貸付金利を上回ることにより実質的に貸し付ければ損を出すことにより生まれた言葉で、貸付金利自体がマイナスになることではありません。
このマイナス金利政策の終焉によって経済シンクタンクでは、この先の市民への影響として住宅ローンをはじめ各種ローンの金利が上がり、また段階的に金利が引き上げられる見通しであり返済が困難になる法人個人が増えると警鐘を鳴らしています。
マイナス金利政策時代に多くの人は固定金利ではなく当面の金利が低い変動金利を選択しています、これが金利上昇によって返済額が高くなってきます、加えて物価上昇も今4月から更に進む状況から所得上昇が追い付かずに多くの人が破綻状況になると予測しているのです。
残ローンがある持ち家を売ってローンを清算し賃貸に移るという具体的な相談も不動産業者に増えているようですが、ほとんどがオーバーローンであり家を売ってもローンを清算することはできません、更には新型コロナでの緊急融資の返済も63%の人が遅延している状況が追い打ちをかけます。
いつの時代もこういった状況の際にはみんなと同じことをしないことが重要です、金利上昇を逆手にとって実質的に返済額を減らすよう思考するのが結果的に勝者になるのです、世の中がどのような状況になっても選択を間違えなければ勝者になり間違えれば敗者になるということです。