2024年3月15日 00:00
一言で世界に影響を与える経済人となったイーロン・マスク氏は自身のSNSで「日本は滅亡するだろう」と投稿しました、この発言の裏にあるのが2024年1月22日に発表された日本の人口統計であることは経済ニュースに敏感な人は即理解しただろうと推測します、補足しておきますと世界中のニュースとして流れたのは統計発表の2週間後でした。
その日本の人口統計の発表した数字は多くの知識人が予想していた数字を10年先取りした驚異的な数字でした、総人口は66万人の減少ですが日本国籍の人だけでの減少は83万人です、更に問題は15歳未満の人口が32万人減少しており出生数は戦後最低を記録していることです、つまり日本は少子高齢化が予想以上に進んでいるという結果が明らかになったのです。
もっとも3年に渡る新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうが、先日のニュースで民間企業が実施した未婚の人へのアンケート結果で「子供は欲しくない」という人が60%近くに上ったというのは更に衝撃的でした、日本は物理的にもそして意識も確実に人口減少に急速に向かっているのは事実です。
ただ本当に人口減は国を衰退させていくのでしょうか、多くの経済人が口にする衰退とは総生産力(GDP)を指し国民の豊かさを指しているのではありません、ヨーロッパの多くの国では人口こそ少ないが豊かな暮らしをしている国は少なくありません、「日本は確実にアメリカが台頭する前に繁栄を誇っていたヨーロッパの国と同じ道を辿っている」、少なくても私はそう考えています。