2023年9月12日 00:00
私は、6歳くらいの時に祖父が通っていた近所の将棋道場に連れていってもらったのがきっかけで将棋を指すのが大好きになりました、NHKの将棋番組は社会人になった頃から40年以上もほぼ欠かさずに観ています。
中学生の頃は将棋部の友人が私の対戦相手でした、高校に入った辺りからは指す相手も近くにいなかったのでしばらく指していませんでしたが、息子が小学生になった頃にプレゼントに買ってあげたテレビゲーム機で今度はコンピュータ相手に指すようになりました。
その後、自分専用にテレビゲーム機を買って日曜ともなれば将棋とロールプレイングゲームに没頭する日も少なくありませんでした。
今では時間があればパソコンでコンピュータ相手に指し、時折インターネットを介してリアル対戦しては楽しんでいます。
ただパソコンアプリの将棋ゲームの多くはアマチュア初段から2段くらいが最高位なので、普通に指していても楽しくないのです。
そこで、200手以内に相手の王以外の全ての駒を取るなどの独自のルールを作っては楽しんだりしています。
ところで本題ですが、この将棋を指しているとき同時に並行して行うロジカルシンキングがすこぶる良好だということが50歳辺りから解ってきたのです、これはいったい何故でしょうか?
将棋とロジカルシンキングをするときに使われる脳の領域が近いのか、それとも同じなのかは解らないのですが、将棋を指しながら並行で行われるロジカルシンキングは短時間でクリティカルな結果が得られることが多いのです。
AI研究の一環で各種の研究所が行う脳の研究や実験により、何と将棋が最も右脳を使うゲームであることも解ってきたのです、事実老人ホームなどで高齢者のボケ防止に将棋を教えている所も在るくらいです。
どうりで事業計画なども同じような感覚で、現在状況ではなく数年先を読んだ内容を考えることが癖のようになっています。
これに気付いて以来、即クリティカルな結果が欲しいときには家だろうが会社だろうが悶々とパソコン相手に将棋を指しています。
また将棋を指しながらも、脳の別の領域で解決すべき課題がクリアになっていくのを実感できます、何かを継続していると実に多くの発見があるものです。
将棋の素晴らしさは脳の活性化だけではありません、大局観という大局と小局の両面を見て判断する能力が磨かれます、つまり「鳥の目と虫の目」での思考視野です。
この両極の大局観は、ビジネスの各種カテゴリにおいて極めて有効な思考であることは言うまでもありません。