2023年5月25日 00:00
「お前がいつか出会う災いは、お前がおろそかにした時間の報いだ」
1日3時間しか眠らなかったという英雄ナポレオン三世(ルイ・ナポレオン)のこの一言は、志高い経営者には絶対に無視できません。
現役当時のナポレオンは、常に国民の平穏な暮らしの実現と迫り来る敵との戦いの方法を常に考えていました。
つまりは枕を高くしてゆっくり休む暇も無かったナポレオンのこの一言は、歴史を正確に紐解けばなるほど説得力があります。
全て自分の周辺に起こる事象とは偶然的に訪れるのではありません、自分の一つの判断と行動によって未来に発生する予め仕組まれた出来事でしかないのです。
悲しきかな経験不足な人にはそれを予測できないのです、たまたまそれが良い事象が起きた場合には「成功」となり、悪い事象が起きた場合に「災い」と表現されるにすぎないのです。
偶然によって起こった結果で一喜一憂しているようでは成功など夢の夢で終わるでしょう、成功者は常に未来に起こる事象を完璧に読んで結論を出し、そして理想的な結果を導き出します、それを必然というのです。
人生において重要なのは何時なのか、答えは一つです、それは「今、この瞬間」です。
知恵を知識を持てる能力の全てを小出しにしてはいけません、今この瞬間の判断と行動によって未来が開かれ、その結果において一変するのですから。
もしも未来において後悔することがあるとしたら、それは過去においてある瞬間の判断ミスとお粗末な行動に起因しているのです、それをナポレオンは「時間をおろそかにしている」という絶妙な言い回しで表現しているのです。
成功者は常に未来を見て思考し今この瞬間を全力で生きているのです、今日明日の事などどうでもよいのです、重要なのは5年後10年後の自分と身内の状況です、そしてそれは日々の決断と行動によって導き開かれるのです。