2023年1月31日 00:00
中国の古代思想の一つに「陰陽思想」という学問があります、この世は光と影・男と女・天と地・肉体と精神・動物と植物など「万物は陽と陰から成る」というものです。
現在では、科学の発展によって素粒子も電気も電波も見えない存在までこの法則に従って成り立っていることが実証されています。
これらの事象から18世紀以降には多くの哲学や新たな宗教が生まれました、その一つに「運命」があります。
「幸事が起きると同時に不幸事も生まれる」、「幸不幸はリズミカルに訪れる」など、多くの哲学者が「陰陽思想」を基本にして科学の裏付けにより説いています。
更には「陰陽思想」の法則は基本事項を入れると5つ存在しています、その中の一つが私が常に意識しているもので「陰極まれば陽極まる」という法則です。
これは「悪いことが大きければ良いことも大きくなる」という意味で、「幸不幸は常にその瞬間のパワーバランス」によって生まれると解釈できます。
ここで本題です、例えば感情的に許せないという気持ちから意図的に誰かを陥れたり攻撃したりします、そうするとどうなるでしょうか。
相手は自分の思惑とは逆に一時的な強いストレスを感じた分、その後に結果的にはどんどん良い事が積み重なっていきます、つまり陥れたはずの相手にエールを送ることになるのです。
そして、自分は一時的にでもスッキリして一瞬でも幸せを感じた分、その後に必ず悪いことが起きてきます、先人は「人を呪わば穴二つ」と実によく例えて言ったものです。
ビジネスにプライベートに常に私はこう考えます、「やりたい人にはやりたいようにやらせておけばよい、言いたい人には言いたいように言わせておけばよい、何れは全てが明白になるから」と。
これを我慢できずに反撃しようものなら相手には良いことが回っていくようになります、私のロジカルシンキングもまた陰陽思想重視でシナリオを立てます、つまり良い事と悪い事を想定して陰陽バランスを考えたうえで戦略を練るのです。
世の中は良い事ばかり起こりません、じっくりとその裏に潜む悪い事も含めてロジカルシンキングしてほしいと思うばかりです。