2022年9月 1日 00:00
新型コロナウイルスパンデミックによりあらゆる業界でパワーバランスに変化が起きています、テレワークなどと合わせて働き方改革が進む中にあって快進撃を続けているのが都市型ミニスーパーマーケットです、今やコンビニエンスストアをも凌ぐ勢いで出店ラッシュが続いています。
都市型ミニスーパーマーケットとは郊外型の家族単位を意識した商品内容ではなく独身や小規模世帯を意識した商品内容にしている小規模なスーパーマーケットです、したがって野菜や肉類などの生鮮食品も冷凍食品もすべてが小分けされた少量のものとなっており食材を無駄なくリアルタイムで購入することができます。
弁当や総菜も充実しており必要な時に必要な量だけ買えるので非常に便利です、ほぼコンビニエンスストアと同じように日用品に酒類やタバコなどの嗜好品もあり価格は20%ほど安くなっています、ただ24時間営業ではないというところだけが違うだけです。
私は家飲み用のビールとおつまみを毎週末に買うのですがマンションの隣にあるミニスーパーが内装工事で3週間ほど休業した際に存在の大きさを改めて知りました、100メートル歩けば別のミニスーパーがあるのですが雨の日でも濡れずに買い物ができるという恩恵を得てきただけにこの時は3週間がとても長く感じたものです。
レンジやお湯も無料で用意されています、オーバーな話しが近くにミニスーパーがあれば家に冷蔵庫や調理機が無くても食生活には困らないほどです、生活スタイルの変化で価値感も変わっていきます、これまで繁栄してきたサービスが苦戦し逆に細々と営んでいたサービスが脚光を浴びるようになります。
2年半前の緊急事態宣言の際にはたして今のような世の中に変わっていくことを一体どれほどの人が予想できたでしょうか、予想して順応してきた企業が繁栄し一時的なものだと高を括っていた企業は衰退する、いつの時代も変化期には優劣が二極分化してしまうのが常です。