2022年9月27日 00:00
「人の心が解る心の大きさ、人を悲しませない心のやさしさ、そして何事にも前向きに取り組む心もち、あなたは意識していますか? 当然のことができていないこともありますね、目にみえるものを磨くように、思いも磨いてみましょう」
経済シンクタンクで初の上場企業となった船井総合研究所の創業者、船井幸雄のこの重みのある一言は歳を増すごとに納得します。
多くの人は目に見える形の有るものは何らかの意識を持ちます、でも企業経営や人生にとって本当に大事なものは目に見えないものばかりです。
信用・信頼・愛情・思いやり、そしてそれらを総合して表す「人間性」、おろそかになりがちな目に見えないものに意識を傾けるようにしないと経営も人間関係も上手くはいかないのは当然です。
船井幸男は、晩年に突然のようにスピリチュアルや心理学に没頭しています、またそういう世界を別会社を創設し研究・支援しています。
天才科学者アインシュタインやラッセルも老後は目に見えない世界に没頭しました、「やりたいことをやってきた、そして名誉もお金も手に入れた、でも自分の自由にならなかったもの、それは人の心だ」といいます。
「心」とは何よりも尊いものです、成功者は「人の気持ちが解らない人」を相手にしません、そういう人と組んでも何事も上手くいかないことを熟知しているからです。
ビジネスは結果を求められる厳しい世界です、それだけに相手を優先する心を持って進めなければ何事も上手くいかないのは至極当然の結果です。