2022年6月23日 00:00
「智者は時に後れず、勇者は決を留めず」
後漢末期、黄巾軍の反乱に困った朝廷は、薫卓(とうたく)と皇甫崇(こうほすう)に反乱軍の討伐を依頼します。
すぐさま軍を上げ討伐に向かう薫卓、しかし皇甫崇は一向に動きません、そして見かねた名将薫卓が皇甫崇に言い放った言葉がこれです。
ビジネスに最も肝要なのは動くタイミングです、つまり天の時です、そして常に持つべきゆるぎない覚悟です。
「今、発動すべきか」、「今は待つべきか」、「今、撤退すべきか」、この「動くタイミング」、すなわち「好機=チャンス」を見極めるセンス、これが成功者の絶対的な条件となります。
このタイミングを見極めるためには、世の中の景気動向やブーム、政治的なインフラや法的事項など、あらゆる事項に精通していなければなりません。
そして、状況把握、分析、結論と実に多くの要素を瞬時に検討しなければならないのです。
対して、思いつきや思い込みなどの感情的要素で動くのは、既にその時点で失敗を意味しています。
ましては、自己利益や自己防衛などの自己都合で動くのは、もっての外で確実に失敗します。
また「一旦決まった結論は、躊躇せずにどんな結果になろうとも即行動し、結果が出るまでどんなに苦労しようとも継続する覚悟」、それが成功する「人としての器」なのです。
「心の準備が無い」、「よく検討してから」、これらは「やりたくない」という口実です、それであるならきっぱりと、「最初から無かった事にする」という潔さが肝要です。
「やろう!」、それで如何なる理由が有ろうが途中で躊躇うなら、何をやっても良い結果は出ることはありません。
決めた以上、何をおいても最後までやり通すことが肝要です。
障害は動いた後で、じっくり取り除けばよいのです。