2022年6月14日 00:00
「天の与うるを取らざれば、悔ゆとも追うべからず」
「先生伝」に記された、ご存知三国志で有名な劉備のこの一言。
劉備は、三国志の幕開けともなる「黄巾の乱」での活躍によって役職を得ることになります。
しかし、そのすぐ後に反乱軍に破れ転々と知人の世話になりながらも何とか落ち延びます。
その頃、陶謙は度重なる曹操軍の侵攻に手を焼いており、これを脇から助けたのが劉備でした。
そして、劉備は陶謙の推薦を得て予州の長官となり、再び本拠地を与えられることになります。
人生というもの、良い時もあれば悪いときもあります、「例えどんなに苦しい状況でも悔やむのではなく天の与えし試練を受け入れる」ことが肝要です、素直に受け入れさえすれば次のチャンスもまた与えられるのです。
「身の回りに起こる事は全てが自分の起こした行動という原因あっての結果である」
ならば、そのときにそれを素直に受け入れることが自身の最低限の責任を果たすことです。
自分に不都合な事象を人のせいや世の中のせいにしていては、何時まで経っても大事を成せるわけがありません。
天が与えし試練は一つのチャンスでもあるのです、それを受け入れられないのは自分が未熟である証拠なのです。
「天は試練を受け入れる準備と覚悟のある者に最高の褒美を与える」
成功する人は過去を引きずりません、チャンスを逃しません、決断したら即実行する潔さが成功の秘訣だということを知っています。