2022年5月 6日 00:00
数年前のことですが郵便局でふと目にしたのが「よーっくわかるセカンドライフのお金の話し」という何やらシビアなパンフレット、何と中身は超リアルなお金の話が載っていました。
そこには60歳でサラリーマンを定年退職した場合に都内に夫婦2人で「ゆとりある生活」を行うためには1ヶ月に37.9万円が必要だと書いてあります、ただし持ち家が有る場合であり無ければこれに家賃がかかってくることになります、ここで疑問ですが「ゆとり生活」とは具体的には何でしょうか?
私の年代では年金が満額で貰えるのは65歳からです、もし60歳で定年となれば5年間は貯蓄が無ければ働くしかないわけです、老後のお金の問題って結構シビアに考えておく必要があるなと思います。
ビジネス人生からの隠居後に道楽や旅行を愉しみながら何の不安も無くのんびりと過ごすために必要なのがお金です、そうですセカンドライフでまず考えるのが老後に何をやって暮らしていくか何処で暮らしていくかなどを考えがちですが、先立つお金が無ければ夢のまた夢で終わるのです。
ということで隠居後の人生設計に「お金」の要素もしっかりと入れておくとしましょう、ちなみに某保険会社のアンケート調査を先日ネットで見つけたのですが還暦を迎えた時点の世帯貯蓄額は平均で約3000万円です。
ただしあくまでも平均値であり実質的には約50%の世帯は1000万円以下で100万円未満という世帯も25%もあります、つまり極一握りの人達の貯蓄額で平均値が上がっており押し並べて苦しい老後を迎える人が如何に多いかが伺えます。
また保険会社のアンケート調査ですから対象は保険に加入している人の世帯です、つまり日本全体でアンケートを行えばかなり低い数字になると思います、他者と比較して一喜一憂するのではなく自身の人生は自身で設計して納得するものにしたいと思うばかりです。
老後の生活様式次第では1億円でも足りない人もいれば、持ち家も有り個人年金や公的年金などで現在の貯蓄はゼロでも充分優雅な生活ができる人もいるでしょう、老後人生とはその人がそれまでにやってきたことの集大成だと思う昨今です。