2022年1月13日 00:00
次代においてはどのような新しいビジネスが生まれて市民権を得ていくのでしょうか、社会現象の流れを読んで価値観の変化を正確に捉えれば未来予測を立てることはそう難しいことではありません。
日本は人口構成と平均寿命の延びにより30年後には高齢者比率が40%に迫ってきます、また年金だけに頼れず70歳になっても生活費を稼がざるを得ない人が急増します、これに伴って高齢者の一人暮らしも増え孤独死問題もクローズアップしてきます、高齢化が進む中で高齢者の起業も増えその後には事業承継や後継者問題も次々と段階を得て起きてきます。
隠居して平穏に暮らしたいと願うにも公的年金だけでは生活費が足りず働けるうちに資産を増やしておこうとする傾向が強くなります、また若い世帯では今後所得の伸びが抑えられ低位安定化します、これにより価値観の大変化が起き自己所有からあらゆるものを共有するシェアリング現象が起きてきます、更にはこれに伴い部分的な事項に拘る他者差別化の傾向も同時に強くなってきます。
このような次代予測に従って思考するに次代においてはどのようなニーズが生まれどのようなビジネスが花を開かせていくのでしょうか、そこで次代に向かうトレンドを読んで幾つかの具体的なビジネスモデルを考えてみましたので紹介したいと思います。
ただし今現在確立している産業は一切含めないということと、あくまでもトレンドから読んだビジネスモデルであり上手くいくかを保障するものではありません、どのようなビジネスでも成功させるにはリソース(人・モノ・金)、経営テクニック、事業ノウハウの3項目が不可欠です、この3つを揃えられる人はいつの時代も何をやっても上手くいく人なのです。
さて最後に10年後にはトレンドになっているだろうと思われるビジネスキーワードのみを箇条書きで記しておきます、これらを参考に自身で具体的な事業スキームを今から思考してみるのも一考かと思います。
・高齢者社会の到来~長寿&健康、高齢者起業、社会孤立解消
・少子化傾向~学習塾の衰退、個別AI学習ツール
・趣向の多様化~パーソナリゼーションの台頭
・自立分散型社会の形成~個人相対(あいたい)取引、バーチャル法人
・共有化の価値意識~シェアリングの多様化、個人空間の需要
・情報の多様化~クローズドコミュニティ、AIライターの普及
・データの価値拡大~ビッグデータービジネス、ウェラブル端末による生態データの価値向上
・グローバル意識拡大~サイバーシティ企業、多言語I翻訳ロボット
・農業改革~農地の価値転換、農業の工場化
・空き家問題~多住居所有需要の拡大