2024年4月 6日 11:00
見ていても食しても楽しく、趣味にされている方も多い野草採りですが、
今回は野草の採取について気をつけるべき事項をご紹介します。
まずは、野草の採取が禁じられている土地でないか、事前に自身で確認するということです。
基本中の基本なことですが、重要な事項の割に案外軽視されがちなため一番に挙げておきます。
とくに山菜ブームなどで、採取スポットなどがブログ等で紹介されているものも多くありますが、なかにはこういった法律上の問題を把握されていないまま紹介されているものも多く存在しているそうですので、ネット上の情報でなく必ず自身で問い合わせをしたり確認してから行うようにしましょう。
次に、野草の採取は興味本位でむやみに行わず最初はやはりきちんと詳しい方に教わってからにするのが賢明だということです。
野草は似たような形をしていてほとんど区別のつかないような種も多くあるため間違えやすく、アルカロイドの毒により肌がかぶれたり下痢や嘔吐などの危険もあります。
場合によっては誤食によって命を落とすこともありますので特に舌に痺れがくる野草は絶対に食さないように注意しましょう。
じつはわたしも独断で、教わった野草に激似の種を間違えて採取してしまい、生で口に入れたら強アルカロイドで口内の痺れと頭痛が数日取れず、消化不良になりまんまと体調を崩しかけたことがあります(汗
上記をクリアし野草を採取するにあたって、最後に採り方をお伝えしておきたいと思います。
根ごとむやみに引き抜いてしまうのはやめましょう。
根を傷めないように注意すれば、その植物はまた来年も元気に生えてきてくれます。
経験上ですが、特に小さな野草は根を引きぬくつもりはなくても上方向に引っ張ると力を入れてなくても根ごと抜けてしまう野草がほとんどです。
ハサミで切るか、ハサミがない場合は横方向に折るように力を入れると茎から綺麗に切れるようになります。
さらに、より高度な採取の仕方として脇芽を残して摘むという方法があります。
成長点を残したままその先をハサミでチョキンと切れば、次々に脇芽が元気にどんどん成長してきます。
この成長点の見極め方は、植物によって違いますが、だいたいコツとしては葉の付け根に小さな刺のようなものが付いているかを見極めます。
この小さな刺のようなものが次に成長してくる脇芽です。
また、脇芽が出ている場合はその脇芽の下の方は硬いので食するには不向きですから、脇芽の上の方だけ摘むのは理にも適っているわけです。
趣味もマナーを守って楽しんでいきたいですね。
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