2026年10月30日 07:00
数年前から各国には法定通貨と連動するステーブルコインが存在しています、ステーブルコインは暗号通貨の一種ですが仮想通貨とは異なり株のように価格変動は起こらず安定しています、しかも発行しているのは銀行でも証券会社でもなく各国の法の下に金融免許を取得した民間企業です。
このステーブルコインの主な活用法は送金や決済です、送金手数料がほぼ無料で瞬時に送金できるために多くの利用者が存在しています、また国によっては銀行口座を持てない人も多くステーブルコインが唯一の決済と送金手段として活用されている例もあります。
決済も公共料金からあらゆる支払いにステーブルコインが使えるようになってきています、法定通貨に交換する必要も無いのです、決済会社が一定量で交換する仕組みになっていればいいだけのことです、既に日本においても給与支払いに活用している企業も出始めています、振込手数料がほぼゼロなので社員が数万人ともなれば大きなコストダウンになります。
更にはこのステーブルコインを使ったレンディング(融資)やファイナンス(投資)も盛んになってきています、これらの全てがブロックチェーン技術によるP2P取引であり、金融機関などの第三者を介さず個人間で全てが完結する仕組みです、しかも24時間の対応で待ち時間無しの一瞬で完了します。
ここで大きな疑問が起きてきます、貯金も融資も送金も銀行口座無しで個人間で安全に行えるなら銀行は必要なのかということです、事実各国では金融法の緩和策が次々に発動され始めておりIT企業などがステーブルコインを活用して金融業務を行いやすくなってきています。
ということは銀行そのものの存在意義はあるのでしょうか、そうでなくても各国の銀行は統合や縮小を余儀なくされています、日本でも小規模銀行を統合させようという動きが以前から出ています。
リーマンショックから約20年が経とうとしています、リーマンショック直後に襲った世界金融パニックが再び形を変えて起ころうとしています、しかも今回は金融インフラの大革命が現実のものになってしまう可能性があります、今度こそ銀行の存続危機は正念場を迎えようとしているのです。
そして年明け後これに関係する大きな法案がアメリカで成立する見込みです、この成立を受け各国では相当の激震が走ることが予想されます、他方で個人情報の流出事件が止まりません、実はこの2つの事案は無関係のように見えて実は繋がっているのです、これを理解しているかどうかが今後の人生の分かれ道になるかもしれません。