2025年1月10日 08:00
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのカサゴケ版です。
カサゴケはコウヤノマンネングサのように柄が直立し頭頂部に大きな花のような葉を付けたコケで非常に見ごたえのあるコケの一つで、コウヤノマンネングサがコケキングならカサゴケはコケクイーンと称されているのは頷けます。
繁殖されるようになってから日が浅いのかまだ高価なコケですがいずれはリーズナブルな価格になってくると思います、繁殖方法はコウヤノマンネングサとほぼ同じだと思いますが繁殖の期間が浅いので繁殖情報は少ないです。
私の経験では成長&繁殖スピードはかなり遅いと思います、同じ時期に買ったコウヤノマンネングサは脇芽を出しましたがカサゴケはまったく同じ状態を維持したまま大きくもならないし枯れもしません、ある意味では状態維持している期間が長いのでテラリウムにはうってつけのコケとも言えます。
カサゴケを使った標本型コケテラリウム
直径12Cmのシャーレで3本植えでちょうどよいほど葉が大きく豪華です
カサゴケ(拡大)
単葉の大きさはコケ類最大級で実に見事です
☆創作ノート
・コケ カサゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(15Cm長)