相対取引(あいたいとりひき)とは、株などの金融商品において売り手と買い手が条件を決めて直接取引を行う事を言います。
条件は、価格・数量・期日などで直接取引を行うことで手数料はかからず、顧客サービスの一環として近年顧客獲得の競争が激化しています。
大株主が相続などの問題で一括して売却したいなどのニーズにも対応できます。
ただ、市場の価格が大きく変動する可能性もあり市場の取引時間外に行われるケースがほとんどで、場合によっては何度かに分けて行われる事もあります。
尚、市場を通さない売買方法が相対取引ということからすれば、非公開株式の売買や証券会社と顧客が直接取引する店頭FXも相対取引ということになります。
アク抜けとは、主に株式投資において、株価が下がる要因を作った悪材料が出尽くす事により株価が下げ止まった状態を言います、このことから「悪材料出尽くし」とも呼ばれます。
悪材料の多くは、粉飾決算や商品の致命的な欠陥、外部経済要因など様々ですが、その結果が見えた時点で、これ以上の悪材料は無いと判断し売りが止まり、逆に下げ過ぎた株価は再び買いが入り上昇に転じます。
つまり、悪材料が出て下げた株は、アク抜けした時点で絶好の買いの好機ともなるのが一般的です。
雨は止まないことはなくいつかは晴れます、同じように株価も下がり続けることはないのです。
インデックスファンドとは、投資対象の指標に連動するように設計された金融商品です。
日本の株式指標の場合は、日経平均株価・TOPIX・日経400などを採用しています。
今後は、このインデックスファンドも他の金融商品に応用される可能性が極めて高いと予測しています。
先物取引とは、予め決められた決済期日に、取引の時点で決められた価格で商品を売買することを言います。
取引では、「買い」は勿論のこと「売り」も取引する事ができます。
先物取引で売買される商品は、大豆や小麦などといった農産物や、貴金属や石油などがあり、その時点の相場は何時でも確認する事が可能です。
また、FX(外貨為替)などもこの先物取引の商品として存在することから、いずれは仮想通貨にも適用された商品が生まれる可能性があります。
オーバーパーとは、債券などで購入価格が発行額面を上回る状況を言います。
通常、債権は満期まで保持すると、発行額面の金額が戻ってきます。
例え、購入価格が額面以上であったとしても、戻ってくるのはあくまでも額面価格です。
では、販売価格が額面を上回っているのに、何故購入者が存在するかと言うと、満期までの利子を計算し、上回った金額以上に利子の方が上回るからなのです。
投資案件が無いような状況で、機関投資家が大きなお金を預けておくというような投資対象として、こういったオーバーパーでの債権も購入されるのです。