移動平均線とは、金融商品の価格チャートに示された指標の一つで売買のタイミングを読みやすくするように考えられたものです。
一定期間の価格の平均値をグラフ化したもので、平均値を割り出す期間によって、5日線・25日線・75日線・13週線・26週線などがあります。
基本的には、日数が短い短期線が日数の多い中長期線を上回った場合は価格が上昇傾向にあり、その逆の場合は下降傾向にあることが一目で解ります。
AIなどを駆使したアルゴリズムトレードにおいても、この移動平均線は重要な予測要素として組み込まれています。
また、株やFX投資の基本的なテクニカル要素であり、初心者向けの指南塾では必ず「チャート分析」として教えています。

仮想通貨とは、インターネットを利用して取引される換金性のある暗号通貨で、その代表格はビットコインである。
尚、ブロックチェーンを応用して構築される仮想通貨は、ブロックチェーンの一つのDApps(分散型あプリケーション)に過ぎません。
現在、ブロックチェーン=仮想通貨という概念が芽生えてしまっていますが、大きな間違いであることを指摘しておきます。
現在では、ブロックチェーンによって取引される仮想通貨は世界で数千種類を超えています。
通貨というが、実際には金有資産という性格が強く、日本では今後仮想通貨を「暗号資産」と位置付け、仮想通貨取引所に新たに証券業を行える資格取得を促す可能性があります。
相対取引(あいたいとりひき)とは、株などの金融商品において売り手と買い手が条件を決めて直接取引を行う事を言います。
条件は、価格・数量・期日などで直接取引を行うことで手数料はかからず、顧客サービスの一環として近年顧客獲得の競争が激化しています。
大株主が相続などの問題で一括して売却したいなどのニーズにも対応できます。
ただ、市場の価格が大きく変動する可能性もあり市場の取引時間外に行われるケースがほとんどで、場合によっては何度かに分けて行われる事もあります。
尚、市場を通さない売買方法が相対取引ということからすれば、非公開株式の売買や証券会社と顧客が直接取引する店頭FXも相対取引ということになります。

イエローペーパーとは、一般的には個人の情報や極秘情報を公開するような記事や文章を指しますが、ブロックチェーンにおいては技術的な仕組みや要となる設計書などを指します。
ホワイトペーパーが事業計画や思想などを詳細に書いた文章を指していますが、これと対比するように特に技術的な詳細文章をイエローペーパーと呼んでいます。
ここ最近のブロックチェーンでは、ホワイトペーパーと共にイエローペーパーが公開されることが多くなってきています。
アク抜けとは、主に株式投資において、株価が下がる要因を作った悪材料が出尽くす事により株価が下げ止まった状態を言います、このことから「悪材料出尽くし」とも呼ばれます。
悪材料の多くは、粉飾決算や商品の致命的な欠陥、外部経済要因など様々ですが、その結果が見えた時点で、これ以上の悪材料は無いと判断し売りが止まり、逆に下げ過ぎた株価は再び買いが入り上昇に転じます。
つまり、悪材料が出て下げた株は、アク抜けした時点で絶好の買いの好機ともなるのが一般的です。
雨は止まないことはなくいつかは晴れます、同じように株価も下がり続けることはないのです。