ラップ・アカウントとは、資産運用の総合サービスを行う口座の意味で、資産運用コンサルティングや株式などの売買注文などを一括して受ける事ができるものです。
多くは個人資産家で、1億円以上の現金を預けて運用するのが一般的です。
ここで、ラップの意味ですが、預けている口座は売買代金のアクセス、手数料のアクセス、配当のアクセスなど、この口座一つで全てが決算できるという意味で「包み込んでいる=包括」という事から命名されています。
ちなみに、アメリカでは1975年に誕生し1987年のブラックマンデー以降、急速に普及した資産運用サービスです。
また、民間でも資産運用総合コンサルティング企業が、証券会社と組んだサービスを展開する例も多々あります。
ファンドラップとは、最近急速に広まりつつある投資信託の一つです。
ファンドは投資でラップは包む、この合成語で複数の投資信託を組み合わせて運用できる資産運用方法です。
バスケット取引と混同するかもしれませんが、バスケット取引は、一つの投資信託のサービスの中で複数の投資先を平行して行う方法です。
対して、ファンドラップは、その投資信託を更に複数を組み合わせて同時に行うサービスです。
銀行や証券、信託会社がサービスしており窓口を開設しています。
バスケット取引とは、投資信託における投資手法の一つです。
資産構築において重要なのがリスクヘッジ(危機回避)です。
どれだけリスクを低減し、利益を上げるかが資産構築や資産運用には重要不可欠な課題です。
そこで、投資家に代わって資産運用を行ってくれる方法があります。
それが、投資信託という金融商品です、これはバスケット取引という複数銘柄の株や国債などを組み合わせて、利益は少ないが確実に利益を増やそうとする方法です。
ポートフォリオとは、複数の金融商品を分散投資することを言います。
資産構築&運用を考えた場合、もっとも重要な事項がリスク(危険性)とゲイン(収益)です。
例えば、リスクが低い商品は自ずとゲインも低くなり、リスクが高い商品はゲインも高くなります。
とはいえ、リスクがほぼゼロの定期貯金などはゲインもほとんどなく、物価上昇では資産を目減りさせることさえあり、資産運用とは呼べない商品となります。
そこで、考えられた手法がポートフォリオという分散投資方法で、ハイリスクハイリターンの商品と、ローリスクローリターンの商品を織り交ぜて投資額を分散させる方法です。
資産を守りながら運用できる方法として昔から金融機関でも行われている方法です。
NISA(通称、ニーサ)とは、少額投資非課税制度のことで、投資信託や株式売買における課税(通常、利益の20%)の限度額を年間120万円まで非課税にするという制度です。
この制度を利用するには、銀行か証券会社で非課税口座を開設しなくてはなりません。
また、銀行では株式売買が行えませんので、株式売買に適用する場合は証券会社で開設する必要があります。
また、この非課税口座は一人1口座しか開設できませんので、開設には充分な検討を行う必要が有ります。
また、本制度は2023年までの限定処置であり、人生設計上の資産構築などには不向きなものです。
尚、永久的に継続できるようにすべきとの声も金融機関から上がっており、今後の処置を見守る必要が有ります。
非課税に関する条件は以下の通りです。
・資格:20歳以上の日本国内住居者。
・非課税対象:非課税口座で購入した株式及び投資信託の配当や譲渡所得。
・非課税期間:最長5年間