アンダーライターとは、有価証券の売り出しにおいて発行者から自己責任というリスクを抱えて第三者に販売する者を指します。
また、こういった業務をアンダーライター業務と呼びます。
日本では引受シンジケートを指し、有価証券の発行者から有価証券を販売目的で取得する者を指します。
また、このアンダーライター業務を日本で合法的に行うには、認可を受けた証券会社や金融機関でなければなりません。
また、有価証券だけではなく保険においてもアンダーライター業務は存在します。
モザイクとは、投資においては部分的な一部だけの断片的な情報を意味します。
即ち、モザイクを拾って利益にしようとすると極めて難しいものとなります、しかし多くの個人投資家はモザイクを真理と思いこんでは投資しているのです。
またモザイク情報であっても、幾つかを有機的に組み合わせる事によって真理を明確に知る事もできます、これが投資のプロの勘と言うものなのかもしれません。
今後、投資の世界でもAIが台頭してきます、こういったモザイクを過去の統計や有機的な結合を行う処理にはAIが人間よりも勝るかもしれません。
何故なら、AIには思い込みや思い入れという、投資にはまったく価値の無い情報は一切入り込ませないからです。
デフォルトとは、IT用語としては初期(ゼロ)の状態を示す用語で、金融業界などの法律用語としては、破綻や債務不履行を指します。
金融業界で用いられているデフォルトリスクとは、そういう意味では債務者の破綻や発行者の破綻、また債務不履行により元金が保証されない、もしくは回収不能となるリスクを言います。
一般的な意味としてのデフォルトは、自己破産や財務悪化による回収不能を言い、クレジット会社や銀行などではこのデフォルトリスクを最優先した信用調査が行われます。
また、企業においても代金未払いなどを想定して取引先の財務状況を把握するのは当然であり、その為の調査機関も存在しています。
自信過剰バイアスとは、アメリカで行われた心理研究の成果によって生まれた言葉で、投資の世界でもしばしば使われます。
この自信過剰バイアスの意味は、自分の能力に関して根拠がないにも関わらず妙な自信があることをいいます。
投資の世界では、自分の分析や判断が正しいと信じ込み、短期間での売買や他者が買わないようなボロ株などを購入しては損失を出す人を、「自信過剰バイアスが高すぎる」と評しています。
ビジネスや健康管理においても自信過剰バイアスの高い人は、思っているように成果が出ない、高血圧で低体温という大病予備群症状を持っているという検証結果が出ており、心理と健康状態の因果関係に関しても研究され、心理学の研究においては危険性に警鐘を鳴らしています。
イベントドリブンとは、一つの投資戦略で「イベントドリブン戦略」とも呼ばれています。
主に株取引において、対象の企業の経営的イベント、例えば新商品発売や事業買収などで株価が動く事に注目して、株式を売買し利益を得る方法です。
通常の思惑ではなく、経営的イベントを利用するために、イベントの直後が重要です。
ただし時期を誤ると利益売りのトレンドとなり、大損する事も有ります。
株式に限らず、投資の世界は思惑通りには行かない事が多いものです。
このイベントドリブンも、上がり始めたら相場は終わりと冷静に考えないと上手くは行きません。