味付け買いとは、株式や先物取引などにおいて、マーケットメイクを目的として現在の取引額よりも高めの買いを継続的に入れる事により市場の活性化を狙った行動全般を指します。
マーケットメイクとは、市場を自ら作りだそうという試みであり余裕資金が有れば効果はある程度期待できます。
ただどんな思惑で何をしようが、それを逆手に取る上手の相場師もいて思惑通りにはいかない事が金融市場の難しさなのです。
こういったそれぞれの思惑で市場は形成されているのです。
本当の利益を取れる人は、市場全体の動きを冷静に読み判断できる人で、これには相応の経験が必要となります。
キャピタルゲインとは、投資による成果の一つで投資額を上回ることで得られる利益を指します。
多くは未公開株を購入し、その企業が上場を果たすような時に多額の利益を享受できるものです。
また、株式の場合は同時に配当というボーナスも大きなキャピタルゲインのひとつになります。
尚、新分野の企業の未公開株だけを扱う投資機関をベンチャーキャピタル、また実際に投資判断を行う人をベンチャーキャピタリストと呼びます。
ベンチャーキャピタルは成功すれば数十倍のゲインを得られますが、ゼロになる可能性も高く、ベンチャーキャピタリストには投資対象の企業や事業を正確に評価する能力が求められます。
追い証とは、株式などの信用取引や先物オプション取引、外国為替証拠金取引などにおいて、取引委託預入金(証拠金)が取引相場の時価総額よりも下回った場合に、更に追加して指し入れるお金の事を言います。
例えば株式の信用取引の場合は、その人のステータスによりますが3倍から10倍の証拠金の取引が行います。
これによって少額でも多額の取引が可能となるのですが、大きな損失を生む場合があります。
先の9.11テロの際は、多くの人が多額の損失を出しそれまでの利益が一瞬で吹き飛んでしまいました。
信用取引は少額で大きな投資が行える分、極めてリスクが高い取引と言えます。
風説の流布(ふうせつのるふ)とは、市場心理を操り相場を操作し、その裏で自分は売ったり買ったりしてぼろ儲けをする行為であり明確な犯罪行為です。
よく事件となるのが株式市場において有りもしない新商品の発売や、大きな損失を出すような情報を意図的に直間接に流す行為です。
また、それが犯罪行為だとよく解らないで、社内の人間がつい喋ってしまって、それが基で相場が乱高下した際にも犯罪として裁かれる場合があります。
何れにしても、金融商品となっている対象の話しは既にニュースなどで公になっている場合を除き話しをしない方がよいでしょう。
インサイダー取引とは、内部の極限られた人しか知らない情報を得て株式などを売買し利益を上げる行為で犯罪となります。
また、極限られた人しか知らない企業の極秘情報をインサイダー情報と言います。
多くは、企業内部の人の犯行であり、外部の第三者との連携によって行われます。
また、極秘情報を得た社員が家族名義で売買し、インサイダー取引として逮捕されたケースもあります。
ただし、自社株を持つ事自体は禁じられていません。
ここでいう犯罪となるのは、自社株を機密情報を得て短期で売買し利益を上げた場合にのみ適応されます。