往って来い(いってこい)とは、短期間のうちに相場が急騰し、短期間のうちに元の相場水準に戻ってしまう事を指して言います。
急騰だけではなく、暴落の際も短期間で暴落し元の水準に戻る場合も同じように表現されます。
多くは数日という期間を言いますが、中長期での相場観を指して言う事もあります。
ベテラン投資家は、こういった癖のある銘柄をポートフォリオの一つとして組み込む場合があります。
動くまではじっとしていて、動き出したら即座に売り買いを連発させ、利益を確定させるのです。
GAAPとは、Generally Accepted Accounting Principlesの略でギャープとも呼ばれています。
簡単にいうと、会計基準(会計概念・会計基準・会計実務基準など)を示し企業の財務状況などを正確に報告する為の指針といえます。
GAAPは、その国独自の内容となっており、US-GAAPや日本版GAAPなどと国や地域の名称を頭に付けて用いられています。
企業を総合的に判断するには一定の基準が必要で、平等に評価する為に会計基準は必須となっています。
特に上場企業では、GAAPを指標として各種の経営状況を株主や世間に広く開示して行かなくてはなりません。
アーニングサプライズとは、突然予想していなかった情報によって株価が上下する状況を指します。
予想外の情報とは、予想範囲を越えた決算報告やM&Aなどの経営的要因、また新技術や新商品の突然の発表などがあります。
特に資本提携や同業他者同士の大型業務提携などでは大きく株価が動きます。
この時、株価が上昇した場合はポジティブサプライズといい、下がった場合はネガティブサプライズといいます。
アノマリーとは、主に金融市場における異常な価格推移を指して言う言葉です。
主に株式市場で多く発生しています。
過去の統計や世界情勢などには一切関係なく、予想すらできない価格の推移が突然現れる事があります。
多くは、何者かによって行われるマーケットメークや意図的な価格操作である場合がほとんどです。
異常を検知してそれに乗ろうとする第三者が増え、何の根拠も無く自然発生する場合も少なくありません。
含み資産とは、決算報告書上の資産価値を、実際の資産価値が上回った場合を指して言う言葉です。
例えば、不動産は購入価格が決算書の資産価値として乗せられていますが、実際に販売することで、その資産価値を上回っている場合に使われます。
バブル経済期では、不動産を所有していた企業の多くが含み資産を抱えていました。
また、設備投資は、決算報告書では減価償却して資産価額を減らしていきますが、実際に売却すればそれ以上の価格で売れる場合も同様に「含み資産」として扱われます。
逆に、実際の価値が決算報告書上の価値を下回っている場合には、「含み損益」として扱われます。
企業の価値判断を正確に行う場合には、こういった項目にも注目する必要があります。