2023年7月25日 07:00
含み資産とは、決算報告書上の資産価値を、実際の資産価値が上回った場合を指して言う言葉です。
例えば、不動産は購入価格が決算書の資産価値として乗せられていますが、実際に販売することで、その資産価値を上回っている場合に使われます。
バブル経済期では、不動産を所有していた企業の多くが含み資産を抱えていました。
また、設備投資は、決算報告書では減価償却して資産価額を減らしていきますが、実際に売却すればそれ以上の価格で売れる場合も同様に「含み資産」として扱われます。
逆に、実際の価値が決算報告書上の価値を下回っている場合には、「含み損益」として扱われます。
企業の価値判断を正確に行う場合には、こういった項目にも注目する必要があります。