東京ラボのベランダで珍しいハーブであるレモンマートルを栽培しています。
レモンマートルは香りや味がレモンそっくりのハーブで、日本では馴染みが無いのですが東南アジアやヨーロッパでは肉料理やスープの風味付けで用いられたり、虫よけに使ったり、ごく身近なハーブなのだそう。

↓隣ではレモン(リスボンレモン)を育てていますが、まったく違う植物。
葉の形もぜんぜん違います。
↓左がレモンマートル、右がレモンです。
レモンは成った実だけに香り成分が集中するため、葉や茎からはレモンの香りはしません。
対してレモンマートルは実が成らない分、葉や茎すべてからものすごいレモンの香りがするんです!

このようにレモンとはまったく別物の植物ですが、レモンのような香りがするということから、レモンマートルと名づけられたそうです。
このレモンの香りはシトラールという成分で、レモンマートルはシトラールが多く、レモンよりレモンと呼ばれるほど!
芳香剤もレモンではなくこのレモンマートルから作られているのです。
(そしてさらに、マートルという、同じフトモモ科ですが別の植物もあるので、少しややこしいですね。
マートルは日本ではギンバイカと言われていて、香りも植物の姿もまったく違います。)
このレモンマートル、新芽が出てくる春には近づいただけでもレモンの良い香りがして、とても幸せな気持ちになります。
成長し葉も固くなってくると近づいたり触ったくらいではレモンの香りはしなくなるのですが、乾燥させてお湯に入れるととてつもなく良い香りがたちこめます!
先日、代表が不要な枝を剪定したので、乾燥させることにしました。

逆さにしてドライフラワーにします。

数日干して完成です!

特に紅茶と合わせると最高です!!
レモンを入れてないのにコクのある深いレモンティの味が楽しめます。
個人的に、レモンを入れたレモンティよりレモンマートルを入れた紅茶の方が美味しいです(笑)
普段は野草のお茶ばかり飲んでいて紅茶はあまり飲む習慣がなく、よくお土産にいただく紅茶がなかなか飲みきれずにいたのですが、レモンマートルを知ってからよく飲むようになりました!
↓飲みきれずにいた紅茶たちもレモンマートルのおかげでもうすぐ無くなってしまいそう。

紅茶でなくとも、生葉をそのままお湯に入れるだけでも幸せなレモンの香りで美味しいお茶になります。
料理でも使ってみたのですが、レモンバームとローリエを合わせたような風味を醸します。
こんな素晴らしいハーブ、もっと栽培されて利用されればよいのにと思う毎日です!!
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東京ラボのベランダでもいろいろなものを栽培しています。
毎年バジルやシソやローズマリーなどのハーブ苗を買っていたのですが、今年はこれらのハーブは地方拠点で自生しているのを発見したので、今年はレモンマートルなど、これまで育てたことのないハーブ苗を買い育てています。
果樹でも初のイチゴ2種、レモン、マルベリー、フェイジョアなど。
その他、水耕栽培で余った種でプランター栽培の実験をしたりしています。
↓こちらは冬に室内での水耕栽培で成功している摘み菜シュンギクのプランター栽培実験。
5月は異常気象で徒長気味に成長していましたが、本葉が出始めた頃から急に元気に伸び始めました、6月に入って気温もぐっと上がり野草状態にモサモサになりました!

この頃から20cmほどのものから順次収穫してはサラダのように生食で毎日のように食べました、収穫し始めても出遅れ組がどんどん育ってきて一向に減りません。
ベランダでも室内でも手軽で放置しても勝手に育ってくれる野菜で、一年中育てられる優れものだと分かりました!
1回に5~10本ほど摘んで1ヶ月間程楽しめました!

↓こちらも冬の室内での水耕栽培では大きく成長した二十日ダイコンのプランター栽培実験。
摘み菜シュンギクと同様、こちらも5月の異常気象で徒長し、日照不足に加えて強風で倒れてしまい、さらに幾つかの苗は風で葉が折れてしまって萎れてしまいました。

土寄せもしなかったのが原因なのかカブはできていなかったのですが、葉野菜としてサラダで食べるとものすごく美味しくびっくりしました!!

葉はとてもやわらかく、特有の棘もなく、また辛みもないので甘くて食べやすかったです。
あまりに美味しかったので、毎日収穫して2週間ほどで食べ尽くしてしましました!
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定番のネギ味噌から、ちょっと変わった鶏味噌、タンポポ味噌などなど、おつまみにもご飯のお供にもなるいろいろな味噌を常備しています。
ご飯が好きな方にも、お酒が好き方にも、そして便利調味料としても大活躍のお味噌です。
今回はサバ味噌(左)と胡麻クルミ味噌(右)を用意しました。
サバ味噌というと、サバを味噌で煮込んだ煮込み料理を思い浮かべかちですが、本来の「サバ味噌」とはこの常備味噌が由来とされています。

熟成させればさせるほど美味しくなっていきます。
写真ではわかりづらいのですが、どんどん色が濃く変化していき、また具材も細かく柔らかになり食感が変化していきます。
作りたてももちろん美味しいですが、まだ具材とお味噌の味が分離して味が尖っています。
熟成していくとどんどんこなれて一体化しまろやかになります!

先日新米(玄米)をいただいたので、さっそくこれらのお味噌といただくことにしました。



お味噌は自家製味噌を使うのがポイント。
熟成してどんどん味が進化していく過程を楽しめます。
熟成味噌と具材から生まれる旨味の組み合わせが絶品!ごはんのお代わり必至です。
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ネパール店のマスターから、ハニーハンターが命がけで採取するヒマラヤの貴重なハチミツをいただきました。
このたいへん貴重なハチミツがカトマンズ市内で手に入るようになったのだそうで、帰郷した際にお土産で買ってきてくれたのです。
ヒマラヤの断崖絶壁を登りハチミツを採取するハニーハンターは、世界で最も危険なハチミツ狩りと言われているのだそうです。
※参考写真


いただいたハチミツは写真ではわかりづらいのですが、通常のハチミツよりも色が茶色がかった澄んだ琥珀色で、爽やかな花の香りがします!!
これまで食べたことのない、本当に美味しいハチミツでした!!
少しずつ大事にいただきたいと思います!
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7月の終わりごろになり、本丸の庭のブラックベリーが赤く色づいてきました!
ブラックベリーを見つけた当初、枝に綿のようなものが付いていたのですが、エノキワタアブラムシでこちらは常に有翅型のアブラムシで移動しながらコロニーを形成するのだそうです。
プラムや梅・桃・リンゴなどに付くのはモモアカアブラムシ、モモコフキアブラムシ、ムギワラギクオマルアブラムシ、ウメコブアブラムシ、オカボノアカアブラムシなどです。
またアブラムシはスズメバチやトンボの餌となりますので肉食系昆虫を寄せるのだそう。

赤くてきれいでたくさん成っています!

見た目は美味しそうですが、赤いうちはまだまだ酸っぱいです。
黒く熟れるまでもう少しです。

8月になり、黒い実ができてきました!


どうしても現地に不在の期間は様子を見ることができないため、まだ赤いものも一緒に収穫してしまうことにし、追熟してからいただくことにしました。

7月末~8月末にかけてだいたい4回ほど収穫しました!
熟れていたものはその場でつまみ食いしながらですし(笑、数もちゃんと数えていませんが、だいたい1回目~3回目の収穫では100個ほど、4回目は200個くらい採れたのかなと思います!
味はぶどうそのもので、巨峰のような味がして美味しいです!
マルベリーと形がよく似ていたのでマルベリーの味を想像していたのですがまったく違っていて驚きました。
食感も違います!

ベリー系のものは美味しいのですが、ラズベリーやブルーベリーといったものは暑さに弱かったり根が浅いので虫の幼虫にやられ枯れやすかったりするそうです。
比較してブラックベリーは非常に強く、庭植えでも鉢植えでも割と放置で実が成るそうです。
また、ブラックベリーの抗酸化作用は他のベリーより強いと言われています!
スーパーなどではほぼ流通しないので、育てないと食べられないものですから、この美味しくて健康にも良い果実、ぜひ育てて生活に取り入れてみてほしいと思います。
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