3月下旬に庭で見つけたフキノトウの群生場所。(2025.3/27)

4月の訪問でフキ畑になっていました!(4/22)
まだ葉っぱは軟らかくふんわりしていて、茎は細いです!
ちなみに、フキノトウというとよく天ぷらなどにされるフキノトウの若苗がイメージされますが、↓写真右奥に見える花茎を伸ばし花の咲いたフキノトウの方が若苗よりも苦みが強く、こちらの方が好みだという方もいます!

こちらのフキを収穫することにしました!
少なくとも一つの株から茎&葉は2枚は残しておくこと、その際に外側の茎から採取していくことがポイントだと代表に教えていただきました。
また、葉が他の葉を覆って陽が当たらなくなってしまっている部分があれば、その覆っている葉から採取するように意識しました。
このフキは茎も細くて柔らかいので甘酢漬けにし、葉の部分はフキ味噌と佃煮にしました!

さらに5月の訪問では葉っぱも大きくなり、茎も太くなっていました!(5/13)
こちらのフキは、今度は茎の方を佃煮にし、葉の方を炒め煮にしました!

どれも本当に美味しくて、毎日食べ続けています!
その他、炊き込みご飯にしたりお味噌汁に入れたりなどもしています!
大量に収穫したので、あく抜きをして冷凍にすると長持ちして良いですね!

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本丸には梅の老木が10本以上あります!
3月初旬に来た際に梅の花が満開でそれは素晴らしい景色でした!

下旬に来た際にはほぼ散ってしまっていましたが、爽やかな風のなかで花吹雪が舞い、気持ちがよく幸せでした。
花吹雪のなか写真中央で夢中でフキノトウを収穫しているのはわたしです(笑。

5月連休明けに来た際に、たくさんの梅の実が付きました!

前オーナーからはあまり実が付かないと伺っていたのですが、見渡す限りにものすごい量・・・

かなり早摘みなのですがまだ固い青梅を10kgほど初収穫することになりました!
本来梅は6月中旬くらいが収穫の最適期なのですが、まだこの固い時期の青梅で造った梅酒は辛口で最高なのだそう、そしてカリカリ梅と一般に言われる塩漬けはおつまみ代わりにもなり美味しいそうで、敢えてかなり早摘みで収穫することになりました。
取り合えず手の届く範囲だけでも、一瞬で用意したバケツがいっぱいになってしまいます><

1本1本に大量の実が成り、上の方は届かないので手つかずで大きな実がたくさん付いています、まったく取り切れません!!
この量だと身内みんなで分けても10年分以上ありそうです!!


翌日、東京に戻り、さっそく初収穫した固い青梅を使って梅酒・塩梅・ピクルスの3種類を造りました!
なるべく小分けにしてみんなで分けられるようにしました。


糠漬けにはまっているわたしは、この大量の梅をなんとか糠漬けにできないか代表に聞いてみました。
青梅は毒性が強いのでそのままでは難しいのですが、今回作った塩梅を、数週間ほど経ち毒性が抜けたところで糠床に入れることで、梅の糠漬けを作ることができるそうです!
青梅にはホルマリンの3,000倍にもなる殺菌効果があり、糠床に入れるとカビが生えないので糠漬けにも使い勝手がいいのだそうです!
梅酒・塩梅・ピクルス・梅の糠漬け。
試食が楽しみです!
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春の訪問で、本丸の庭に薄紫の可愛らしいお花が咲いているのを発見しました!
日当たりのよい場所に群生して元気に咲いています!

本丸を購入したばかりの時はまだオフィスのリノベーションがメインでした、そのため本丸の滞在時間がほとんどなく、そのまま冬を迎えると何処にどこにどんな野草が自生しているのか把握はできなかったのですが、春の訪問で一斉に開花したことで初めて全貌がわかるようになってきました!
さっそく調べてみるとショカツサイ(諸葛菜)という植物でした!

秋以降に発芽し若苗の状態で越冬、春になると3月中旬から5月頃まで一斉にに開花結実して、梅雨前にはタネを残して枯れてしまうアブラナ科の越年草です。
江戸時代に中国の紫金山(しきんさん)より種子が持ち込まれ、「シキンソウ(紫金草)」として積極的に広められたことで現在では日本中で野生化しているのだそうです。
和名の「オオアラセイトウ(大紫羅欄花) 」、別名「ムラサキハナナ(紫花菜)」「ハナダイコン(花大根)」などとも呼ばれ、このように呼び名が多いのは、その繁殖力の強さから日本中であちこちに広ったことで、あちこちで名づけられたのでしょう。
群生しているショカツサイの姿は、みなさんも目にしたことがあるかもしれません!
花はエディブルフラワーで、若芽も茎も水にさらして苦みを取れば生で食べることができます!
今回は若苗の時期のショカツサイの味見はできませんでしたが、また次期の楽しみにしましょう!
花が咲いてしまうと硬くなって食すには時期的に遅いという情報を見て一瞬あきらめかけますが、野草研究が好きなわたしたちはそこで食い下がりません(笑、柔らかそうなところなら食べられるはずだ、と食べることにしました!
柔らかい葉の部分と花の部分もお浸しにしてみます。

大当たり、まったく硬くはなく美味しく食べることができました!
菜の花の味わいを持った、非常に美味しい野草でした!!!

5月に入るとさすがに硬くなっていたため、柔らかい葉のみ。
少し硬いですが十分美味しく食べることができました!


ショカツサイという不思議な名前の由来ですが、諸葛孔明は出陣の先々で種子をまき、兵士の食糧となるようショカツサイを栽培させたのだそう。
種を植え育ったところを食しながら兵を進めていたなんて、よほど繁殖力の強い植物であることの証明ですよね!
可愛らしい見た目とは裏腹のたくましい野草、本当に美味しく大好きな植物のひとつになりました!
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本丸(代表の隠居後の住まい)の庭にモクレンの樹があります!
春に訪問すると、白色のハクモクレン(白木蓮)と紫色のシモクレン(紫木蓮)が双方咲いていてとてもキレイでした!
こちらはハクモクレン。
ハクモクレンは大きくて、いかにも樹木という見た目です!
一般的に樹高20mにも達するそうです。
木蓮は成長が早く、枝が横にも広がりやすい性質があるそうで、独特の形をしています。
一方のシモクレン。
シモクレンは、花はハクモクレンと一緒の形をしているのですが、全体の形状がハクモクレンに比べて小さくまるで違うので、同じ植物だとは気が付きませんでした!笑
ハクモクレンのようにいかにも樹木という感じではなく、シモクレンは一般的に樹高4~5mほどの中高木です。
↓写真のように、根元から数本の茎が立ち上がる、株立ちの木です。
カメラにもすっぽり収まる大きさ。

モクレンは、モクレン科モクレン属の落葉広葉樹。
どちらも中国から日本に古くから渡来しており、寺院などに植栽されてきたそうです。
このモクレンはなんとエディブルフラワーであると知り、さっそく採取!
ハクモクレンはその場で味見・・
人生で初めて体験した味でなんとも表現が難しいのですが、すごく爽やかな味でした!
残りの花びらはお茶にしていただきました!
(写真は現場の作業が忙しくて撮れませんでした、ごめんなさい!)
シモクレンの方は持ち帰り、お浸しにしていただくことにしました!
花びらを一枚一枚よく洗って、湯通しし水を切ります。

からし醤油をかけていただきました!
鮮やかな紫色をして、一切クセがなく、本当に美味しかったです!!!
ポリフェノールもたくさん入っていて身体にも良いのが嬉しいです。
モクレンの蕾を辛夷(しんい)と呼び、乾燥させたものが漢方薬としても利用されているそうです!
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このところ、以前よりもスーパーなどで野菜の購入機会が格段に減ったことに気が付きました。
買い物に行くときは野菜以外の何かが必要な時だけです。
その理由が分かりました、野草を食べまくっているからだ!笑
代表の隠居後の住まいの一つとして購入した物件(「本丸」と呼んでいます)の庭は、野草の宝庫です。
庭と呼んでいますが、もともとは果樹園(農地)であり、個人でなく農業法人で農地法3条許可を取り購入した物件です。
ですから広大な土地で、あちこちに自生している食べられる野草を発見することができます。
春になり一気に植物が芽吹き始め、3月に入ってから、4月、5月と、大量に収穫しているのです。
こちらの果樹園(農地)の前オーナーは土地を5年以上何もせず自然の状態で放置していたらしく農薬は一切使っていないということでした、つまりオーガニック野草の宝庫ということです。
野草はスーパーなどで購入する綺麗な野菜に比べると、泥を落としたりアク抜きをしたり、たまに紛れ込んでいる小さな虫と悲鳴を上げながら格闘したり(笑、これだけの野草の下処理をするのは手間もかかります。
わたしは本丸へ出張した翌日はほぼ丸一日キッチンで立ちっぱなし、野草と向き合うのが日常となりました(笑、それほどたいへんなのですが・・味は本当に美味しく、苦労の先に幸せが待っています!
その野草でしか感じられない独特の風味、その野草からでしか摂取できない微量栄養素なども含まれています。
人の手がまったく加わっていない、自然界でたくましく育った植物のエネルギーをそのまま摂り入れることができます!
また、実験も兼ねて、WEBに出ている情報とは異なる方法もいろいろ挑戦しているため、すごく勉強になります!
毎日野草でお腹いっぱいです・・笑
下処理をして冷凍保存をしたり漬物にしておけば長期保存も可能なので、長い間楽しむことができます!


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