出張楽しそうですね、と言われます・・が、しかし自然をなめたらいけません!
たしかに自然は素晴らしいです、本当に元気になります!でもそれだけではありません、自然からの洗礼を受けて撃沈することもしばしば・・
わたしもこれまで大自然に生活の場があるということは、いかに表面だけをみて憧れていたにすぎなかったのかを実感しています。
これまで受けた洗礼は数知れず。
人から見ればたいしたことではないのかもしれませんが、わたしにとってはすべてが初めての経験です。
とくに刺されまくってしまったブヨやシマ蚊には意気消沈。。
ブヨに刺された跡は血がしたたっていて、一か月半たった現在でも跡が消える気配はありません・・
そして田舎のシマ蚊はやたら大きくて、服の上からでも刺してくる・・
ブヨやシマ蚊以来、完全武装で挑むようになりました。
↓こういうキラキラな農業女子に憧れていたのに・・
↑理想。
↓現実。
弱そうなダースベイダーと呼ばれています・・
ハチも危なかった。納屋にいつのまにアシナガバチの巣ができていたのですが、危うく刺されそうになりました。

そして、虫・虫・虫・・見たこともない虫が毎回どこかしこにいるのです。虫嫌いのわたしにはなかなかの罰ゲームです。
虫だけではありません、危険な植物も自然にはつきものです。
着るとオレンジ色の汁が出ています。これは強力なアルカロイド。
雑草を刈るときに手袋をしていましたがハサミについていた部分を触ってしまい見事にかぶれることに・・

そして動物も。
さっそく育てた野菜もモグラなどにやられています。
自然のままにすることを意とする代表は動物よけみたいなことは一切しません。
将来は、今育てている果樹も、相当の量が虫や鳥に食べられるでしょう。
家のなかにヘビさんもこんにちは。
↓こちらはアオダイショウの幼蛇だそう。毒はなく家の守り神的な存在ですが、アオダイショウの幼蛇は生まれたときに既に50Cmを超えており毒蛇のマムシを擬態することで身を守るように進化したと考えられています。そのため見た瞬間は毒蛇のマムシそのもの!ビックリします!

そして、気候もあります。
東京から近くても山に囲まれたここは標高が高く、とくに昼夜の寒暖差も大きく夕方以降グッと冷え込みます。
昨年冬は本当にびっくりしました、12月には日が暮れると寒すぎて外に出ていることができませんでした、寒さに弱いわたしにとってそれはそれは精神的に来たものです。
洗礼を受けて凹んでいると、でもこれが自然と共に生きるということだよ、と教えてもらいました。
↓以下代表の言葉を借りています。
「野鳥や綺麗な蝶は来てほしいけどヘビや虫は不要とは言ってられないのです、何故なら植物も動物もこの自然の中で共生しているからです、虫がいなくなれば野鳥も来なくなりヘビがいなくなればネズミが増えるのです、すべてがバランスを取りながら太古の時代から自然を守ってきたのです、自然のバランスが崩れるとしたらそれは人間のエゴで自然を変えようとしたときです。
先のブユもこの環境に綺麗な湧き水が在るという証です、ブユは澄んだ水が無いと繁殖できません、そしてアユやヤマメの餌としても重要です、逆にブユの幼虫は水中でアユやヤマメの排せつ物を分解して水が汚れるのを抑えてくれます、このように自然とはすべての生命体が順に命を互いに繋ぐように仕組まれているのです、そこに人間が割り込んで変えるべきではないのです。
近くに綺麗な湧き水が在るからブユがいるのです、畑に有益なミミズがいるからモグラがいるのです、餌となる果樹があるから野鳥や蝶が集まるのです、自然とはこういうことなのです、その中で人間は自己都合で自然を我が物にするのではなく受け入れてもらえるように振舞う必要があると思うのです。」
すごく勉強になりました。
・・とはいえ、今後も当分の間は完全武装でいろいろ気を付けつつ、自然の素晴らしさも過酷さも楽しめるようにしたいと思います!
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