花茎が伸び始めて1日後に横になったボトルタンポポの花茎ですが、その2日後の朝に再度ピンとなり、その日の午後開花しました。
過去の報告では、3日間昼間に開花し夜は閉じるとありますが、このフランス産食用タンポポはたった数時間咲いていただけで、開花した夜には花を閉じ種作りに入ってしまいました。
そして、開花し閉じてから4日後、もう種ができ始めているようです。
なんという早さなのでしょう!
花びらは萎れて綿毛(雌蕊が変化したもの)ができ、萎れた花びらが綿毛の上に帽子のように乗っています。
この萎れた花びらが、何かの振動でポロっと落ちてしまいました。
萎れた花びらの束はこんな感じです。
萎れた花びらが落ちた後は、すぐにも綿毛を飛ばしそうな感じです。
花茎を伸ばし始めて1週間、なんというスピードなのでしょう?
そして、多くの報告に在る3日間咲き続けるというタンポポの花ですが、たった数時間しか咲いていなかった事実。
別の株も花茎を伸ばして3日目、開花するのでしょうか?
そして何日間咲いているのでしょうか?
花茎が伸び始めて1日後に横になったボトルタンポポの花茎ですが、その2日後の朝に再度ピンとなり、更に伸ばして30cmになったところで蕾は開花直前の様相になりました。
そして、その日の午後、念願の開花です!
ついにやりました~!
今回の収穫は、花茎を伸ばし始めて4日後に開花するということ、他の株も花茎が伸び始めました、つまり開花は4日後ということになります。
過去の研究報告をみると、みな同じタイムスケジュールで開花しています。
西洋タンポポはほぼ正確なタイムスケジュールを持っているようです、実に興味深い植物です。
西洋タンポポは、受粉によって結実するのではなくDNAのコピーによって結実する植物なのです。
つまり、地球上に生息するすべての西洋タンポポは同じDNAを持っているのです。
そして、このボトルでの実験を通して食用タンポポは水耕栽培できると判断し、次は本格的な実験装置を作る事を考えています。
いつかは、臨機応変に実験できるようにいろいろ研究してみます!
前回から1日たった水耕栽培実験中のボトルタンポポですが、20Cmほど花茎を伸ばした後、突然横になってしまいました。
日本古来種では、花を咲かせた後に次の花茎が伸びてくるのを邪魔しないように横になるという報告は各種有ります。
しかし、蕾の段階で横になるのは私も初めて見る現象で驚きを隠せません。
つまり推測するに、西洋タンポポは蕾の段階と花が咲いた後の段階の2度、花径を横にして次の花径が伸びてくるのを邪魔しないようにしているということではないでしょうか?
これは、過去の調査では記録にない非常に重要なデータとなります。
と言うことは、私の仮説が正しければ、開花は次の花径が伸びてきて横になった後で再度直線に伸ばし花を咲かせるというもの。
つまり、開花は後3~5日後位だと予測ができます。
ボトルでの水耕栽培実験も10日目に驚きの結果が・・・
なんと、根元にあった小さな蕾が1夜にして花茎を15cmも伸ばし、今にも咲きそうな感じです!
タンポポの花茎は1夜にして伸ばすことが解りました。
そして、蕾は複数付き始めています、この1株でいったい何個の花が咲くのでしょうか?
しかし、この生命力は何だろう?
実験のため、水道水だけで液肥もあえて加えていませんが新しい根がどんどん出てきています。
さて、明日いよいよ開花でしょうか?
蕾の花弁の返しをみるとやはり西洋タンポポと同じです、フランスで栽培されている食用タンポポは間違いなく西洋タンポポそのものなのですね!?
実験栽培中の提携農家さんから研究材料として3株を初出荷していただきました。
寒さと乾燥で葉は、紙のように萎れてしまっていて、食材に向く葉はほとんど付いていませんでしたが、今回改めて驚いたのが根の大きさです。
フランス産の食用タンポポは、栽培実験4ヶ月で根が長さ30Cm以上、太さが1Cm以上にもなり、当社ベランダでの実験で少し心配もありましたが、自然栽培は予想を上回る成果が出ました。
この状態で3月になれば立派な葉が何枚も付き、春と秋は食材として収穫できるという確信が持てるようになりました。
フランスの気候は日本とよく似ています、この真冬の寒さと乾燥の中でも、根はすくすくと育っております。
さすが農業のプロ、当社のベランダでの実験栽培物とは比べ物になりません。
また、花茎が出る瞬間の株だったらしく、蕾ができ始めています。
ところで食用タンポポは今流行りの水耕栽培は可能なのか?
根が長く伸びるタンポポの水耕栽培の可能性と共に根の成長観察のため、ボトルに水を張り実験中!
この状態で花を咲かせ、葉が伸びてきたら水耕栽培の実験大成功!