食用タンポポの根を採取し、その形状を観察しました。
第一印象は、驚くほどバラバラです。
まっすぐに50cm以上伸びたゴボウのような根、2つ3つに枝分かれした根、複雑に枝分かれしたした根など、これほどまでに個体差が出るとは予想外でした。
他の例えば同じ科の山ゴボウとして漬物で売られているアザミなどはほぼ同じ形です、食用タンポポはフランス産の西洋タンポポで受粉しない植物、つまり存在する西洋タンポポは同じDNAを持つ植物です。
同じDNAでありながら、また同じ環境で同じ日に種を蒔いているのに、なぜタンポポだけが根の張り方、葉の形状、花の咲き方が異なるのでしょうか?
「タンポポのDNAは固定されていない進化の途上にある」という化学論文もありました、この根の形状だけ見ても頷けます。
では、特徴的な根の形状をご覧ください。
①まっすぐな根、枝根もまっすぐ一列に上から並んでいるのが面白い。

②太くて短い根、ここまで来ると流石に根割れを起こしてしまっている。

③タコの足のように同じ太さの根が10本以上分かれている。

④生長点こそ太いが、根は細い。

⑤4つに分かれ、その後更に枝分かれしている。

⑥綺麗に2つに枝分かれ。

⑦太い根に細い根が無数に枝分かれ。

⑧太い根がねじれた様に成長している。

⑨5つの株がくっつき一緒になったように枝分かれ、実際は1株。

※根割れの拡大図
何故、根割れするのかは解っていない。
ゴボウでも成長しすぎるとこうなるようであるが・・・

タンポポの根は 漢方薬「蒲公英根」(ほこうえいこん)として、妊産婦の薬で母乳の出を良くし身体を温める薬として使われてきました。

この効能に着目し、女性ホルモンの減少が大きく関係する女性の薄毛や抜け毛において、それを育毛剤に応用しようとする研究がなされています。
そしてタンポポの美髪・育毛へのすごい効能は、女性ホルモンの働きのサポートだけにとどまりませんでした。
大手製薬会社では新しい育毛素材の発見として、10年も前からタンポポ根の育毛・発毛作用について研究がなされており、タンポポ根の含有成分に、「HGF産生促進作用」と「毛包・毛髪強化因子の発現促進作用」を確認しています。
HGFとは肝細胞増殖因子のことで、肝臓だけでなくいろいろ内蔵器官を再生させる効能があるとされており、現在注目度が高いタンパク質です。
このHGFは休止期の毛包を成長期へ導く因子として知られており、その産生を高めることは育毛・発毛作用に有用であると考えられています。
発毛促進因子や脱毛因子に着目した研究は進んでいますが、タンポポ根エキスのように毛包を構成するタンパク質に着目し、遺伝子解析の結果から髪の毛を太くし、内毛根鞘をも強くする「3つのタンパク質の同時産生」を促すメカニズムを解明したのは世界初なのだといいます。
このことは、 タンポポ根に含まれる成分が、髪の毛のハリ・コシを強くする育毛への応用として、未来への可能性を示唆しています。
これらが、商品化され市民権を得ることはそう遠くないと思います。
そのとき、 タンポポの薬効成分に注目して研究を重ね、世界で初めて基礎化粧品として商品化した「ダンデリオン」、単純な発想だけではないことを証明される瞬間となるでしょう。
わたしたちは、「ダンデリオン」を誇りと自信を持って開発し販売しています!
食を通して健康を考えるタンポポ普及協会と運営母体のファンシーフーズが今注目しているテーマが「菌類」、特に乳酸菌の健康への効能は今や知らない人はいないほどですね!
現在、多くの食品メーカーが乳酸菌を研究し新たな種を発見してはヨーグルトや飲料に応用しています。
更に近年には自然農法の土壌改良や放射能除去などにも利用されているのです。
そこでわたしたちは、タンポポ研究と菌類と植物の共存共栄を体感するため、乳酸菌液を培養してみることにしました!
乳酸菌液の培養方法についてはネットなどでも手軽に多くの情報が出てきますが、生物それぞれの特性を知りつくした協会会長は、ネットなどには一切出てこない独自の理論で培養しています!
こちらは培養を初めて初日の写真。

約一週間で見事成功!
こちらのスプレー容器に移し、タンポポの土壌と葉にたっぷりと振りかけます!

すると夜に撒いた乳酸菌のおかげで、翌日のタンポポがますます元気に!

生命が地球に芽生えた頃から地球上に存在していた乳酸菌。
生命発祥から原子菌類(古菌類)と共生することで進化を続けてきた動植物にとって、欠かせない存在なんですね。
タンポポもわたしたちも原子菌類無くして正常な健康を維持することは不可能でしょう!
韓国の人はどうして肌がきれいなのだろう?
その理由の一つに、常にキムチなどに含まれる乳酸菌と接しているからといいます。
乳酸菌はこびりついたタンパク質や脂質の汚れを落とす事も近年の研究で解っています、美容にも大いに活用できるのではないだろうか?
生命の共存共栄を学ぶ毎日、これからも楽しみます!
先日、たんぽぽ普及協会で食用タンポポの一斉収穫の様子をご紹介しました。
これらの大量の根を一本ずつ流水で洗ったのですが・・

これがまた思いのほか力のいる作業、
複雑な形は会長が担当してくれたのでわたしはまっすぐな簡単なものだけをひたすら泥と格闘!
タワシとブラシで丁寧に、なんと3時間もかかってしまいました。
来年は、この5倍?!!
気が遠くなりそうです。。

大量です・・!

さまざまな根の形を記録に残します。

たしかにたいへんな作業でしたが
こうやって生きた生命体の気と触れあうこと、これこそが本当の健康の秘訣なんですね!
そういえば、畑仕事で土や野菜と触れあっている農家さんが元気なのもうなずけます。
来年は、いろいろな農場を回る計画、生きた気をたくさん貰ってきます!
採れたての野菜が、また美味しい!
扱う食材は自ら環境と作り方、そして作り手の人間性を確認する!
ここにも会長の食に関する拘りが見て取れます。
また来年から、たんぽぽ普及協会では土壌改良の「菌」の研究も本格的に行っていきます。
納豆菌も乳酸菌も普通に地中に存在している土壌菌。
さらに、あまり知られていない一部の農家さんだけに伝わっている、
秘密の土壌菌を研究中です。
この新たな「菌」は納豆菌と乳酸菌との相性もバツグンで、
ミックスすると相乗効果で更に強力な土壌改良菌になるのだとか・・
ある地方の研究チームの記録では1kgを超えるサツマイモが連発したのだそう。
当然、根に栄養を蓄えるタンポポにも有効に働くと目論んでいます!
じつは、このヒントは会長が趣味で熱帯魚を大量に飼育していた際に、
水質維持する目的で使用していた「菌」なのだそうです。
これが、土壌改良に極めてすぐれていることが近年解ったのです。
来年、大量に培養して提携農家さんの畑に撒いて、
実証実験を行うそうです。
まったく知らない世界を日々たくさん経験させていただいています!
■ダンデリオンに含まれるたんぽぽエキスの有益性などの情報をお届けします。
たんぽぽ普及協会
https://function5.biz/blog/tanpopo/

西洋タンポポの標本づくり、1か月が経ちました。
年も越して、順調に乾燥されていたのですが・・

その一週間後・・すさまじい雪で再び湿ってしまいました。
写真にはありませんが、昨年の冬は記録的な寒さで霜も降ってしまいました。

再度乾燥すること1か月。

完全に乾燥し、標本が完成しました。
毎年、春になると職業や年代を問わずたくさんの人からタンポポのお問い合わせを頂きます。
みなさんタンポポに何かしらの興味を持たれているということが解りました。
少しずつですが、たんぽぽ普及協会は研究を重ね、有益な利用法を提供できれば幸いと考えています。
こちらの標本も、今後の研究資料として使用していきたいと思います。
