協会で実験的に育てている西洋たんぽぽをふんだんに使い、たんぽぽの薬膳カレーを作ってみました!
獲れたてのたんぽぽの幼葉を使用します。
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■レシピ■
・たんぽぽの葉・・大小4~50枚
・ヤーコンの葉と根
・マリーゴールド
・カモミール
・バジル
・サンショの実
・トウガラシ
・クミン
・にんにく
・ゴーヤ
・玉ねぎ
・にんじん
・セロリ
・ピーマン
・キャベツ
・完熟キュウリ
・イタリアンパセリ
・鶏ムネ肉
・粗挽きポークソーセージ(出汁用)
・ガラムマサラ(混合カレー粉)
その他隠し味もろもろ
薬草類を煮込中。
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仕上げに、たんぽぽの葉と一緒に育てているイタリアンパセリも添えます。
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たくさんの薬草類を煮込みましたが、苦みもなく、とても美味しい!!
添えてある葉たんぽぽも、味と香りの良いアクセントになってくれています。
今回の薬膳カレーには、たんぽぽの葉だけでなく、特製の根の粉末も加えてあります。
たんぽぽの根の効能もあって、さらに身体がポカポカしてきます。
このカレーは風邪防止に最高です!
(風邪防止に良いハーブや野菜を入れました!)
栄養満点で健康に欠かせないたんぽぽの活用レシピ、今後もどんどん楽しく研究していきます!
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食用タンポポの水耕栽培研究において、水だけで成長し見事に花を咲かせた食用タンポポ。
その萎んだ花が、綿毛に変化し始めたときに種が飛び散らないように、サンプルケースに入れておいたのです。
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そして、数日後蓋を開けてみると、何か嗅いだ事のある匂いがしたのです。
そこで、スタッフにも順次嗅いでもらって皆の意見をまとめると、「イグサ(新しい畳)のような匂い」、「牧草などの枯れ草の匂い」など、何れも枯れた草木の匂いと一致しました。
早々に調べたところ、この匂いの成分は「フィトンチッド」という成分だと解りました。
また、この成分は草木が枯化する際に出す成分で、植物が次の世代に繋ぐための重要な環境循環ホルモンのような物質であり、更には動物にとっては精神安定の働きをする事も解りました。
このフィトンチッドは森林浴の匂いでもあり、芳香剤として多くの商品にも天然由来成分として抽出され使われていたのです。
また、研究栽培のタンポポの葉の部分や根の部分ではほとんどこの匂いは無いのですが、花が萎れて綿毛に変わった後徐々に強く発する事も実際の研究で解りました。
これ、天然の芳香剤じゃない!?
精神安定剤として枕元に置くとかタンスの中に入れるとか、利用法は色々ありそうです。
やっぱりタンポポは深い、日々多くの気付きや感動を貰っています。
タンポポの研究は道楽事業で始めたのですが本業も絶好調、まさに幸運の天使のように見えてきました。
オフィスで咲いたオレンジ色の花は本当に奇麗でした!
今回は飲料としての活用法の話しです。
一部の愛好家が自作などして愛飲しているタンポポコーヒーは、最近では商品化されレストランなどでも出すお店が増えてきているそうです。
その効用も徐々にひろまってきており、その一番の理由は味はコーヒーとほぼ同じでノンカフェインだと言うことです。
当協会での研究では、ミネラル分の違いによる効用も大きな事が解ってきました。
コーヒー豆にはカフェインに加え多くのミネラルが含まれ、特にマグネシウムの含有量は植物界では群を抜いています。
このマグネシウムは、カルシウムと身体内で結合し骨を作る重要な働きがあります。
身体が酸性化し骨を溶かして酸性化を防ぐために、骨がスカスカになる「骨粗しょう症」予防にもなるという、本来であればコーヒーは優れモノの予防薬でもあるのです。
ただ、多飲すると、これらのミネラル分により身体が冷えるという副作用もあるのです、これにより女性には好ましくないと言われ、特に妊産婦はカフェインの有無による理由に加えて飲んではならないとされています。
その点、タンポポコーヒーはカフェインはゼロでミネラル分が少なく、デトックス効果のある成分も多量に含まれています。
また、身体を温める成分も含まれているので、逆に妊産婦には好ましい飲料と言えるのです。
さて、ここで考えなくてはならないのは、当協会としてはどうタンポポコーヒーと向き合うかということです。
これは、今後の課題としてじっくりと考えていきたいと思います。
毎日のタンポポの有益性研究で面白いニュースを見つけました、それはタンポポからゴムを生成するというものです。
まず、2010年にブリジストンタイヤが、続いて2015年に住友ゴムがタンポポからゴムを生成する研究をアメリカのベンチャー企業と共に進めています。
ニュースリリースの内容をざっと説明すると、「ロシアンタンポポ」というタンポポの茎や根から出る乳液にゴム成分が多量に含まれ、現在主流のゴムの木から採取されるゴムとは別の特性が有るといいます。
これをタイヤなどに応用できないかと、実用に向け研究がすすめられているということなのです。
現在のタイヤは60%が原油であり炭素成分で黒い色をしています、例えばタンポポの乳液から作られたゴムであれば白が基調となり、黒以外のタイヤも簡単に作られる事になります。
更には、廃タイヤは燃やすと排ガスが真っ黒で空気汚染を起こしますが、タンポポ由来のゴムであれば有機物ですから土に埋めておけば土に変わり環境汚染の心配もありません、実に地球にやさしいゴム製品が製造できる事になります。
このニュースを見つけてから更に妄想が強くなり、何とか新たなる有益性の研究をしたくなってきています。
また、アメリカにはタンポポの研究だけを行うベンチャー企業が複数ある事も解り、日本での第一号を狙ってみたくなりました。
そして、まだ他社では発見していない有益な応用を発見できれば幸いです。
タンポポに触れ出してからとにかく妄想が止まりません。
そして、検証する度にその有益性に驚かされる毎日です。
面白いもので、今直ぐには利益に直結しない事なのですが、毎日愉しんで空いた時間をフルに活用して各種研究などを行っていると、利益事業も好転しているのです、こんなところにも「良い流れ」を意識してしまいます。
さて、そんなタンポポの妄想で、ある日ふっと湧いてきたのが「タンポポで砂漠化を防げるんじゃないか?」という大胆な発想です。
過去にそんなこと考えて実行している人がいるのかと調べてみました。
早々、ググってみたら、「中国の黄河周辺では砂漠化が進んでおり、それを防ぐために600種の雑草を植えて実験した」という記事が見つかりました。
600種というのは驚きますが、おそらく砂漠化を止められる雑草を実際に植えて実験したということでしょう。
ここで、タンポポが植えられたかの記録は見つかりませんでしたが、タンポポは地中1m以上下まで根を伸ばすのでコンクリートの割れ目など、他の雑草よりも過酷な条件で育つので可能性があるのではないかと推測しています。
日照りが続いて全ての葉が無くなっても根は生きており、雨が降れば一斉に葉を出し、また根にエネルギーを貯めて生き延びる生命力は砂漠化防止にピッタリではないかと思うのです。
マイナス下の雪の下でも40度の日照りでも枯れることはない驚異の植物です。
更には、地面深く根を伸ばして縦横の根で固めるので砂漠化だけではなく土砂崩れも防げるのではないか・・・、などと妄想してしまいます。
砂漠をいきなり草原にするのは無理でも、海岸や河川の砂漠化の進行を止めるという実験であれば日本でも行えると思うのです。
夢はでっかい方が楽しい、そして無謀なチャレンジほど心躍り長生きしたいと思えるようになります。