2024年6月25日 08:00
2024年6月25日 08:00
2024年6月18日 08:00
タンポポコーヒーは、味はコーヒーそのものでカフェインゼロ、おまけに薬効成分は抜群なコーヒーなのです。
そんな情報を得れば、研究班としては当然試しに飲んでみたくなります。
今回は、全て実験として手作りしまして結果は良好でしたのでお伝えいたします。
いよいよ焙煎、これが一番今回難しいものでした。
フライパンだと熱の通りが悪いので、ステンレスのボールで焙煎しましたが、「火加減は弱火でじっくり」がコツです。
ムラなく・・・、実に難しい。
細かく刻んで乾燥させたタンポポの根を焙煎します。
全体が黒くなればOK!
これが、焙煎後。
そこにお湯を適量入れて、煮ます!
ここで、成分をすべて摂取できるように、粉にしてドリップではなくてトルココーヒー風に煮詰める抽出方法を採用することにしました。
鍋で煮詰めること15分、色もまさにコーヒーのように!
さあ、ついに完成です!
鍋からソーサーに移してみんなで試飲、本記事トップ写真の根はおおよそ6~7株分、これでたったの3人分しかコーヒーが作れませんでした。
今後の商品化に向け大きなノウハウを得ることが出来ました。
それと、焙煎機・・・焙煎の苦労を考えるといっそのこと買おうと思いました。
濃厚な味ですが、予想を反してコーヒーのような強い苦味はありません。
どちらかというとマイルドです!
けっこういけますよ!
2024年6月13日 08:00
タンポポ茶の記事の補足として、採取したタンポポの根の処理方法をご紹介します。
まず、タンポポ根の採取は非常に大変です、3人がかりで1時間かけても採取できるのは10cm程のものが10本程度、かなり根が深く長い物を採取するのは意外や大変である事が身を以って経験いたしました。
採取した根は良く洗い、2~3mmに刻みます。
採取した根 ↓
3人がかりで1時間かけてもこれだけ、大変な労働です!
これを刻んだ状態がこれ ↓
これが1次処理。
次にレンジで3分ほど熱して余分な水分を飛ばします(独自製法) ↓
こうすることで殺菌も同時にできて、乾燥が速まり夏場でも乾燥時のカビを防ぐ事ができます。
しかし、これだけで既に1/5程に量が減ってしまいます、一番上のタンポポ根の量からタンポポ茶で3杯分程度か?
化粧品の実験には、いったいどれだけのタンポポ根が必要なのか?
恐ろしいほどの量が必要だと、この時点で思い知ったのでした・・・
この後は、天日で完全に乾燥させて漢方薬の「蒲公英根(ほこうえいこん)」を完成させます。
2024年6月11日 08:00
食用タンポポの水耕栽培研究において、水だけで成長し見事に花を咲かせた食用タンポポ。
その萎んだ花が、綿毛に変化し始めたときに種が飛び散らないように、サンプルケースに入れておいたのです。
そして、数日後蓋を開けてみると、何か嗅いだ事のある匂いがしたのです。
そこで、スタッフにも順次嗅いでもらって皆の意見をまとめると、「イグサ(新しい畳)のような匂い」、「牧草などの枯れ草の匂い」など、何れも枯れた草木の匂いと一致しました。
早々に調べたところ、この匂いの成分は「フィトンチッド」という成分だと解りました。
また、この成分は草木が枯化する際に出す成分で、植物が次の世代に繋ぐための重要な環境循環ホルモンのような物質であり、更には動物にとっては精神安定の働きをする事も解りました。
このフィトンチッドは森林浴の匂いでもあり、芳香剤として多くの商品にも天然由来成分として抽出され使われていたのです。
また、研究栽培のタンポポの葉の部分や根の部分ではほとんどこの匂いは無いのですが、花が萎れて綿毛に変わった後徐々に強く発する事も実際の研究で解りました。
これ、天然の芳香剤じゃない!?
精神安定剤として枕元に置くとかタンスの中に入れるとか、利用法は色々ありそうです。
やっぱりタンポポは深い、日々多くの気付きや感動を貰っています。
タンポポの研究は道楽事業で始めたのですが本業も絶好調、まさに幸運の天使のように見えてきました。
オフィスで咲いたオレンジ色の花は本当に奇麗でした!
2024年6月 6日 08:00
今回は飲料としての活用法の話しです。
一部の愛好家が自作などして愛飲しているタンポポコーヒーは、最近では商品化されレストランなどでも出すお店が増えてきているそうです。
その効用も徐々にひろまってきており、その一番の理由は味はコーヒーとほぼ同じでノンカフェインだと言うことです。
当協会での研究では、ミネラル分の違いによる効用も大きな事が解ってきました。
コーヒー豆にはカフェインに加え多くのミネラルが含まれ、特にマグネシウムの含有量は植物界では群を抜いています。
このマグネシウムは、カルシウムと身体内で結合し骨を作る重要な働きがあります。
身体が酸性化し骨を溶かして酸性化を防ぐために、骨がスカスカになる「骨粗しょう症」予防にもなるという、本来であればコーヒーは優れモノの予防薬でもあるのです。
ただ、多飲すると、これらのミネラル分により身体が冷えるという副作用もあるのです、これにより女性には好ましくないと言われ、特に妊産婦はカフェインの有無による理由に加えて飲んではならないとされています。
その点、タンポポコーヒーはカフェインはゼロでミネラル分が少なく、デトックス効果のある成分も多量に含まれています。
また、身体を温める成分も含まれているので、逆に妊産婦には好ましい飲料と言えるのです。
さて、ここで考えなくてはならないのは、当協会としてはどうタンポポコーヒーと向き合うかということです。
これは、今後の課題としてじっくりと考えていきたいと思います。
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