2024年9月 5日 11:00
人類が誕生した当時の主な食べ物は肉類とナッツや果物でした、日本でも仏教伝来まではあらゆる肉が食されていました。
肉類では正肉は必須アミノ酸を直接取る事ができ、これは他の植物などから取れるアミノ酸に比べて肝臓への負担が20%以下と少なく、肝臓が他の成分分解や解毒に専念できるため、身体には極めて都合よい食品なのです。
したがって、夏バテや二日酔いには牛スープに塩コショウを加えれば、もってこいの薬にもなるのです。
また正肉だけでなく、モツ(内臓肉)も世界中で食されている貴重なタンパク源です。
ヨーロッパの多くの国では、モツ(内臓肉)のソーセージ(血入り)は家庭料理の定番メニューとなっています。
中国ではモツは正肉よりも高価な食材で、これは取れる量が少ないという希少価値を認められてのことです、そして世界で最も多くの部位を食材としています。
モツ(内臓肉)は正肉と同様に必須アミノ酸、ビタミンA、ビタミンB群が豊富で、脂肪分が極めて少なく、加えてミネラル分も摂取できるという、実にヘルシーな食品なのです。
英語では「ファンシーミート」と呼ばれ、低脂肪、高タンパク、高ビタミンの健康食品として世界中に認められています。
特にレバーは、上記の栄養素に加えて鉄分と葉酸が豊富で、これらは貧血症の造血薬に含まれる成分と同様です。
新鮮なレバーは、貧血気味の人にはお勧めの食材の一つです。
レバー+ニラ+タマネギの組み合わせで作るスタミナ炒めは、栄養素的に実に理に適っており、まさにスタミナ料理と呼ぶに相応しい料理です。
栄養素的には、上記のスタミナ炒めにニンニクと生姜を加えれば、売られている滋養強壮の漢方薬の成分とほぼ同じになり、理想的な疲労回復と体力アップの料理となります。
少し前にはモツ鍋が流行しました、またモツカレーも大変人気がありました。
昔からモツは「ホルモン焼き」に代表されるように、人間にとって必要な栄養素がびっしりと詰まった食品なのです。
他の野菜などとのバランスを考えながら、是非週間メニューの一つに加えて頂きたい食材です。
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