2024年9月 7日 11:00
野菜に含まれる最も大きな成分は「食物繊維」です。
「食物繊維」は、主に水溶性と非水溶性の2種があり、水溶性は血液をさらさらにしてコレステロールを調整します。
非水溶性はいわゆるファイバーで整腸作用があります。
野菜の第一弾として、医学の父、医聖と言われた「ヒポクラテス」も「医者要らず」と豪語した「キャベツ」について話しましょう。
「キャベツ」は地中海沿岸が原産のアブラナ科で、ケールが球状に奇形したものを固定化され今のキャベツが生まれました。
古代ギリシャ時代から栽培され、当時は薬草として主に食されていました。
現在の「キャベツ」は近代になり更に品種改良されたもので、かなり柔らかく甘いのが特徴です。
キャベツは主に成長する過程の若芽を食しています、しかし本当に薬効成分が豊富になるのは花経が伸びて花を咲かす手前の頃のようです。
胃腸薬の「キャベジン」は「キャベツ」から来ていることはご存知のとおりで、胃の粘膜を強化する他の野菜には見られない「ビタミンU」が豊富に含まれています。
その他の成分も、野菜の中ではトップクラスで、ビタミンA、B群、C、K、更にミネラルは鉄、カルシウム、ナトリウム、塩素と豊富です。
特筆するミネラルは、イオウとヨウ素でビタミンUと合わせて胃腸薬には欠かせない成分です。
これらのビタミン類やミネラルは総合的な作用としてアンチエイジングや整腸だけでなく、癌の予防などにも効果があります。
特に近年になり、キャベツから「インドール化合物」が検出され、これが乳癌や大腸癌などの癌細胞を分解する働きがあることが判りました。
このように、まさに生薬「キャベツ」は生でも加熱しても栄養素はほぼ変わる事は無く、毎日取りたい野菜です。
事実ヨーロッパではどの国でも、肉と一緒に煮込んで毎日のように食されています。
もっとも手軽な日本料理は味噌汁です、水溶性のビタミン類やミネラルも全て捨てる事無く食することが出来る合理的なスープです、味噌の酵素によって消化吸収を助けます。
また、大豆との栄養バランスが非常によく、心身に必要な微量成分の殆どを取る事ができます。
「キャベツ」の味噌汁は二日酔いや夏バテにも効果があり、年間を通して元気一杯になります。
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