2024年1月12日 07:00
大学時代に武者小路実篤の「新しき村」や畑正憲(ムツゴロウ)の「動物王国」に触発されて以来思いを馳せた自分なりの大きな夢であった理想郷の場所が45年かけてようやく決まりそうです、経営者として戦略と戦術を大いに学んだ毛利元就が世に出るまで待った45年間と奇しくも重なり実に感慨深い年数だと思います。
私の理想郷の必須事項は「豊かな自然とその恵みを思う存分に愉しめるところ」、「天災や災害リスクが少ないところ」、「空気と水が綺麗なところ」、「適度な人口密度で生活や医療の不安が無いところ」、「友人知人が日帰りで遊びに来れるところ」の5つすべてが揃っていることです。
何故なら心身や各種の不安要素が無くのんびりできるところでないと老後人生を愉々快々に暮らせないからです、そして今その地に理想郷を作る前段階として情報収集の足場となる拠点を作ることを考えています、兵法三十六計の「遠交近攻 (えんこうきんこう)」にいう「遠くを攻略するには近くから攻める」の実戦です。
いきなり知らない地へ本丸を構えると予測不能な事態に迅速に対応できません、じっくりと達成までの道のりと時間を愉しみながら一歩ずつ確実に理想郷へと近づけるのです、その地に良い物件が出たらすぐに行動開始してその日のうちにも購入することができるからです、理想郷は自分の自由にならない賃貸では意味がありません、畑込みでの一括購入に限ります。
ここで先述の「拠点」とは飲食事業の研究と実験、そしてIT事業や好きな学問の研究が行え更に時間を忘れて各種道楽に耽りロジカルシンキングが思う存分にできる空間を意味します、その意味では5年前にラボ1号が昨年の暮れにはラボ2号が誕生しています。
次の理想郷へのリーディング拠点はラボ3号となるのですが一軒家を考えています、実家に残された遺品や私物を移動し各種の準備を考えると最低でも5~6LDK以上の広さが必要で庭程度でいいので小さな農耕実験ができる物件が理想です。
この実験農場では常在菌(乳酸菌と納豆菌)とその菌床となる素材による土壌改良の実験を行いたいのです、そこでは日本では珍しいイタリアン野菜に日本では栽培されていないスパイスやハーブなどを育ててみたいと思っています。
そういえば世界1位のカプサイシンスコアを持つ物凄く辛いネパール産のトウガラシを飲食店コンサルティング先のネパール料理店オーナーと日本産を作ろうと計画しています、このトウガラシのカプサイシンスコアはタイの青トウガラシの40倍、メキシコのハバネロの10倍という恐ろしい辛さです。
このトウガラシは飴玉ほどの小粒でもちょっとかじっただけで口の中が麻痺し汗がダラダラ流れ落ちます、皮膚に果汁が着くと真っ赤に腫れる人もいるほどで「殺人トウガラシ」と命名されています、実際に現地では空腹で食べて胃や腸から出血し死に至ったケースがあります、でもこれを使って肉料理を作ると何とも言えない刺激的な香りと辛さの美味しい味に仕上がるのです。
ネパールでは家庭料理には無くてはならないトウガラシなのだそうです、これを擂り潰してニンニクやフルーツなどとミックスして作るチャツネペーストがまた絶妙な辛さと美味しさなのです、日本のユズコショウの激辛版という感じでどんな料理にも合います、またこれまで提携農場で栽培してもらっていた実験途上の食用タンポポも栽培し未来の自社経営するレストランで定常的なメニューとして出していければと思っているのです。
理想郷の夢は膨らむばかりですが焦らずじっくりと愉しみながら一歩づつ進めます、そういえばラボ3号で使う数セット分のオーディオ機器にホームシアター用機器、更には不要だろうと思えるような室内の装飾品の数々を既に着々と準備・調達しています。
オーディオ機器は購入毎に原状の機器と入れ替えては音出しして楽しみながら集められ気分転換もできるので一石二鳥です、ラボ1号には所狭しとこれらの機器類が山と積まれています、まだ数年先の計画ですが既に形を作り始めているのです。
具体的な形を作ると後に引けない覚悟が生まれます、そして逃げ場の無い責任が生まれます、形を先に造ってしまうのは私流の夢を実現させる成功法則です、何事も即断即決で行動することが重要であり詳細事項はその後にじっくり考えればいいのです、行動して造ることも後でじっくり熟考することも全てが愉しい時間というものです。