本丸の果樹園には十数本の今年大量収穫した梅の木にに加えて動揺の歌詞ではないのですが大きな栗の木が在ります、おそらく栗としてはMAXでこれ以上は大きくならないところまで成長しています、図鑑で調べると樹高・横幅共に7~8メートルとなっていますが目測でしかありませんがおそらくそれ以上あると思います。
その大きな栗の木ですが先月来4回ほど収穫でき総計100kgは収穫できたと思います、収穫のたびに手伝ってくれたスタッフやお世話になっている地方オフィスのお隣の棟梁に分けているのですが、それでも一人分は食べきれないほどの量になります、これが毎年のように収穫できるとして梅でも頭を悩ましたようにどのように保存するかです。
栗はナッツ類に分類されますが他のナッツ類と栄養素がかなり違っています、脂質はほぼ無くて代わりにでんぷん質やたんぱく質が豊富です、つまり栄養素的には芋類と似ています、またビタミンではアンチエイジングのAとB2に加えて疲労回復のB1や風邪予防にもなるCが豊富です、またミネラルは動脈硬化を防ぐカリウムをはじめ健康維持に必須な鉄・マグネシウム・リン・カルシウム・亜鉛などが含まれます、まさに冬に備えるための健康食です。
栗は美味しいのですがカニと同じで非常に食べるのに苦労します、皮を剥くのを考えただけで私は食べる気が失せてしまいます、ただ工夫すればそれほど苦労なく剥くことができます、ヒントは加工工場の工程にあります、今回これを試したところ非常に楽に剥くことができました、そして皮を剥かなければ長期保存も可能です、今後は栗の有効活用法を考えていきましょう。
私の第二の故郷ともいえる池袋ですが、考えてみたら人生の3分の2をここで生活しています、そんな池袋の秋と言えば「ふくろう祭り」です、丸2日間をかけて全国からよさこいチームが結集し大イベントが繰り広げられます。
審査が行われるメインの駅前ステージや駅前公園のステージに加えて4つのメイン通りを激しく踊りながら行進します、色華やかな衣装に加えて掛け声も若々しく元気を貰います、また各種の神社の祭りも毎週のように開かれ神輿行列で道路も封鎖され賑やかな夜となります。
ところで祭りは氏神や産土神(うぶすながみ)など家や土地にまつわる神様と深い関係があるのですが、その意味では日本人というのは仏教やキリスト教などの宗教とは切り離して神様信仰が並行しているのが世界的にみても極めて稀で面白いと思います。
その意味で多くの家では仏壇と神棚が同じ部屋に在ったりします、加えて初詣には神社へ行き盆はお寺に、そしてクリスマスのイベントも楽しみます、これはどの国でも見られない文化であり日本古来の信仰感覚だと思います。
私もその意味では住んでいる地の神様には初詣に行きますし、永住の地の敷地内にも神様を祀る祠を建てたいと思っているのです、一つの守られているという安心感が心穏やかに過ごせると思うのです。
神様を祀ることを他力本願だというトンチンカンな人もいますが私は大いに結構なことだと思います、むしろ心開ける心の拠り所は持つべきだと思います、人は一人では生きていけないのです、どんな人でも苦しいときもあれば辛いときもあるのです、それを世の中や他者のせいにするのではなく自分の行いを顧みることが肝要かと思います、それを後押ししてくれる存在が在るとするならばきっとそれを神様というのではないでしょうか。
昔から「男の料理」という言葉があります、この男の料理って一口で言うと食べるための料理ではなく愉しむための料理だと思うのです、だから思い描いたようにできたときも一口食べて味や食感を確認したらそれで満足してしまいます、だから自分で食べるよりも誰かに食べてもらった方が嬉しいのです。
そんな「男の料理」を道楽の一つにしている私ですが最近はまっているのが野草を美味しく食べるレシピです、野草とはいえ信じられないくらい美味しいものがたくさんあります、また栄養素も理想的で野菜を買って食べている場合じゃないと思えるほどです。
ルッコラもシュンギクも元は野草でした、日本でもシソやフキなどは野草でしたが野菜として近年では栽培されるようになってきました、また近年野菜が天候不良で時折価格が急騰します、そんな時勢なのか野草研究家のレシピ本がバカ売れしています、また食べられる野草に関して多数の著者が存在しておりどれも売れ行き好調のようです。
というわけで私も野草を使った男の料理を最近愉しんでいます、下処理と食材との組み合わせで本当に美味しくいただける野草は多いです、ただ昔から食べられる野草としてネットに出てくるヨモギやドクダミは食べられるかもしれませんがお薦めしません、何故かというと何をしても美味しくないからです、したがって身体が満足しません。
健康に良くても美味しくないものは男の料理には向きません、その意味では野菜以上に使いやすくて美味しい野草は多種在ります、スベリヒユ・シロザ(アカザ)・ハナダイコン・ナズナ・オニタビラコ・ギシギシ・ノゲシ・ツユクサ・ギョウジャニンニクなどはホウレンソウやコマツナなどより格段に美味しいです、また栄養素的にも優れています、一度食べてみれば山里にある野草レストランの定番食材に使われる意味が解ります。
これらをどのように調理するか各種カット&トライで試しては愉しんでいるのです、愉しんで美味しく食べて健康になるって本当に理想の道楽ではないでしょうか。
徳川家康が漢方薬を自分で調合しては毎日飲んでいた話は有名ですが、その裏には家康の人生観があったのです、それは「人間長生きすれば必ず善いことがある」というもので天下を取るまでじっと何十年も我慢をしつつ健康を維持していたといいます。
私は8年ほど前に突然のように野草に興味を持ち始めスパイスやハーブを使った料理の研究をしつつ効能や成分を調べて自身の身体を使って実際に検証を行っています、また医食同源の信者のように1日30品目以上を摂取するよう努めています、健康に良いものを一度にたくさん食べるのではなく多種少量を継続することが重要だと悟っています。
野菜や野草の効能を期待する生薬、それを乾燥調合した漢方薬の良さは何といっても副作用が無いことと飲みすぎなければ飲み方は自由でお茶にしたり料理に加えたりでき束縛性が無いことが私的にもっとも受け入れやすいところです、時間や量に縛られると健康な心も病んできそうです。
さてそんな食事療法などを続けていて気が付いたのですがちょっとの傷でも化膿しやすかった身体が化膿しなくなり肌艶も良くなりました、驚いたのは約10年前の写真と現在の写真がまったく変わらない顔だったことです、むしろ表情は若返ったようになり社員も驚いていました。
「長生きすれば必ず善いことがある」、私もこれを信じて生薬や漢方薬を本格的に研究したいと思います、幸いにも生薬や漢方薬に使われる材料は安住の地の畑や果樹園に無数に生えています、ほぼほぼ揃うのですが特殊な植物は新たに植えています、自前の生薬と漢方薬作りで楽しみながら長生き出来たら最高です。
俄かに永田町界隈が騒がしくなった昨今ですが、このところの私はというと政治の世界にはほぼ関心が無くなってしまい老後の生活スタイルを日々模索しています、基本的には自給自足生活を計画していますので年間を通しての果樹や野菜などの栽培作業と収穫後のポストハーベスト作業のスケジューリングを始めています。
1年を通してこの地の気候と植物環境などの自然特性がだいぶ把握できるようになりました、いつ頃自生している植物がどのような状態になるかとか、いつ頃それらが収穫時期を迎えるかなどかなり解ってきました、何よりも放置栽培で収穫できる野菜類と果実が豊富にあるので助かります。
そういえば先週は秋の大収穫祭2弾めを行いました、全然予定通りに収穫できていなかった長ナスが突然のように成長しだして一気に20本ほど収穫できました、自生しているミョウガも前回よりも大量の100本ほど収穫しました、更に果実としては栗が大量に収穫できました、また干し柿で有名な大型渋柿の未完熟実を試験的に20個ほど収穫してきたので独自方式で干し柿を作ってみたいと思います、理論が合っていれば成功するはずですので結果が楽しみです。
ちなみに夏蒔き秋収穫を狙ったトウモロコシは大失敗に終わりました、ただ小さな実を幾つか収穫することはでき小さな割にはすごく甘かったので時期を間違わなければ甘くて美味しいトウモロコシが採れると思います、この地での夏蒔きはかなり厳しいようです、まあこういった失敗もノウハウとして重要なのである意味では貴重なデータが取れました。
昨年来こういった各種の栽培実験を通してどんな野菜をいつ頃何をすれば良いかが解ってきたので年間スケジュールが立てやすくなりました、そして秋植えの春収穫の野菜として今後ニンニクとタマネギを定植したいと思います、また秋植えの定番であるイチゴも東京ラボで苗を20株ほど株分けしましたのでこの地に定植したいと思います、こうやって私の老後は淡々と時が流れていくのでしょう。