
代表のオフィスの車庫に大屋根のようにかかって豪快に咲いています。
自立する幹を持たず、つるを10~20m以上に伸ばす蔓性落葉木本(つるせいらくようもくほん)で、冬でもつるが枯れずに残り茎が木質化して太くなる「木の仲間」です。
根にはマメ科特有の根粒菌(こんりゅうきん)が共生していて空気中の窒素を栄養にできるため痩せた土地でも元気に育つ強さを持っていますが、移植を嫌うため一度植えた太い根を切ると弱りやすい性質があります。
成長したつるは木質化して灰褐色になり老木になると大蛇がうねるような迫力ある姿を見せてくれますが、生命力が非常に強いので剪定をしないと他の植物を締め付けてしまいます。
面白いのが「巻き方」で種類を見分ける重要なポイントになっていて、ノダフジは右巻き(時計回り)、ヤマフジは左巻き(反時計回り)と種類によって逆方向に巻き付きます。
葉は鳥の羽のような奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)で、ノダフジは11~19枚、ヤマフジは9~13枚の小葉が並びます。
最大の見どころである花は蝶のような形の花が連なる総状花序(そうじょうかじょ)で、ノダフジの花穂は20~100cm以上にもなり風に揺れる姿は本当に優雅です。
色は定番の藤色以外にも白や桃色などがあり、房の付け根から先端へ順に咲き進みます。
花の後には10~20cmほどのビロード状の毛に覆われた豆果(とうか)をつけますが、これには毒が含まれているので口にしないよう注意が必要です。
学名:Wisteria floribunda(ノダフジ)
:Wisteria brachybotrys(ヤマフジ)
分類:マメ科フジ属
開花時期:4月中旬~5月中旬

代表のオフィスの茶室から美しく広がって見えます。
樹高は5~10mほどに成長しますが、鉢植えの盆栽としても非常に親しまれています。
根は地表近くに浅く広がる「浅根性」という性質があるため極端な乾燥や過湿には注意が必要ですが、水はけの良い場所を選べば元気に育ち植え替えも比較的容易です。
幹は黒っぽくザラザラとしており年月を重ねるほどにゴツゴツとした力強い風格が出て、繊細な花とのコントラストが実に見事な「古色」を醸し出します。
枝は四方へよく伸びますが「梅は切らぬが馬鹿」という言葉があるように剪定にはとても強く、勢いよく伸びすぎた枝を適切に切ることで翌年の花付きがさらに良くなります。
真っ直ぐ伸びるものだけでなく、龍のようにうねる「雲竜梅」や、優雅に垂れる「枝垂れ梅」など、枝ぶりそのものを芸術として楽しめるのも大きな魅力です。
前住人の方は1年ごとに庭師に剪定をお願いしていたようで、きれいな樹形を保っています。
最大の見どころである花は、1月下旬から3月下旬にかけて、葉が出る前の枝に直接張り付くようにして1~3cmほどの可憐な姿を見せてくれます。
白や桃色、鮮やかな紅色の花からは非常に甘く上品な香りが漂い、その芳香は「春告草(はるつげぐさ)」という別名にふさわしい喜びを運んできてくれます。
果たしてこのハナウメは何色なのか・・・。
花が終わった後に出る葉は、縁に細かいギザギザがある卵形で、枝に対して互い違いに生える「互生」という付き方をします。6月頃には黄色い実がなりますが、果肉が薄く硬いため生食には向かず、梅干しや梅酒に加工して楽しむのが一般的です。
奈良時代以前に中国から薬木として伝わったと言われており、万葉集で「花」といえば梅を指したほど、古くから日本人の心に深く根付いている植物です。
学名:Prunus mume
分類:バラ科サクラ属
開花時期:1~3月

代表のオフィスの庭の庇の支柱のところのアイビーやシダ植物に埋もれながらも生命力を発揮しています。

よく見ると瓶のようなものに植えられているようです。
草丈は品種によって20cmほどの可愛らしい小型種から1mを超える存在感たっぷりの大型種まで幅広く、地面からドーム状に葉を広げる堂々とした姿が魅力です。
地中にある根茎(こんけい)の太い茎から長い葉柄(ようへい)を伸ばし見事な葉を展開します。
葉はハート形や細長い形などバリエーション豊かで、表面に入るくっきりとした平行脈が独特の立体感を生み出しています。
葉の色も青緑色や明るいライム系、さらには白やクリーム色の斑(ふ)が入るものなど多種多様で、日陰になりがちな場所もパッと明るくしてくれます。
初夏から初秋にかけて葉の間からスッと伸びた花茎の先にラッパ状の涼しげな花を咲かせます。
花は朝に咲いて夕方にはしぼむ一日花ですが、下から順に次々と新しい蕾が開くので長い間その美しさを楽しむことができます。
花が終わると細長い実がつき、熟して3つに裂けると中から翼のある黒い種が風に乗って次世代へと運ばれていきます。
和名の「擬宝珠(ぎぼうし)」は蕾の形が橋や寺社の欄干(てすり)にある装飾物の擬宝珠(ぎぼし)にそっくりなことに由来しています。
オーストリアの学者の名にちなんだ「ホスタ」という名でも親しまれており、梅雨のしっとりとした空気にも実によく映える、非常に息の長い楽しみを与えてくれる植物で、「パーフェクトプランツ」と呼ばれるほど非常に丈夫で手入れがかからず庭を美しく彩ってくれるガーデニング初心者にもおすすめできる多年草です。
学名:Hosta
分類:キジカクシ科ギボウシ属
開花時期:6~9月

代表のオフィスの石の隙間から絶え間なく力強く生えてきます。
一見すると地味な野草ですが、実は日本に自生するクワ科植物の中で唯一の草本(草)という植物学的に非常に珍しい特徴を持っています。
草丈は30〜80cmほどに成長し道端や石垣の隙間などやや日陰で湿り気のある場所を好んで自生します。
茎は真っ直ぐに立ち上がってよく枝分かれし表面には短い毛が密生しているため触ると少しザラザラとした感触があるのが分かります。
若い茎は緑色をしていますが、成長するにつれて根元に近い部分が赤紫色を帯びて硬くなってくるのが見分けるポイントの一つです。
葉は長さ5〜10cmほどの卵形で縁には鋸歯(きょし:ギザギザ)があり、クワの葉に似ていますが光沢はなく、より「草っぽい」柔らかな質感をしています。
葉の脇に淡い緑色や黄色の小さな花が球状に集まって咲きますが、花びらがないため非常に控えめで目立ちません。
一つの株に雄花と雌花の両方がつく雌雄異花(しゆういか)で、さらに興味深いのが実が熟すと果皮の圧力によって種子を勢いよくパチンと弾き飛ばすため、別名で「鉄砲草(テッポウグサ)」とも呼ばれています。
シソやカラムシにも似ていますが、特有の匂いがなく茎が赤紫っぽくて葉の脇に小さな玉のような花がついていればクワクサであるとわかります。
学名:Fatoua villosa
分類:クワ科クワクサ属
開花時期:8月〜10月

代表のオフィスの庭の植物の中から我先にといつの間にか力強く出てきています。
樹高は70cm〜2mほどに成長する低木で、寒冷地では冬に地上部が枯れ春にまた芽吹くため大型の草本のように扱われ、剪定せずに放置すると2m近くまで伸びます。
地下茎を非常に長く伸ばし横へ横へと広がり、離れた場所から蘖(ひこばえ:切り株や根元から生えてくる若芽。「孫生」とも書く。)を出して増殖します。
茎・幹は直立し、若い茎は緑色や紫色を帯びていますが成長すると木質化して灰褐色になります。
枝はあまり細かく分かれず太い茎が真っ直ぐ伸びる傾向があり表面には皮目(ひもく:空気を取り入れる点々のような穴)が目立ちます。
葉は大きなハート型の広卵形で長さは10〜20cmほどになり対生(たいせい:茎に対して向かい合ってつく)で、表面は濃い緑色で光沢はなく裏面は少し毛があり白っぽく見えます。
葉を傷つけたり揉んだりすると独特の不快な臭気(薬品やビタミン剤のような匂い)がありますが触れなければ匂いません。
花は直径10〜15cmほどの半球状の大きな集散花序(しゅうさんかじょ:花が集まってつくり出す花序の一種で主軸から分枝が繰り返し分かれて花が咲く構造)を作り、小さな花が数十個〜百個近く集まって咲くため見た目はアジサイなどに似ています。
花の色は鮮やかな紅紫色(濃いピンク色)で、蕾の時はより濃い色をしており開くと少し明るくなり、葉の悪臭とは対照的に甘く芳しい良い香りがあるのでアゲハチョウなどの蝶が好んで集まります。
花から長い雄しべが突き出しておりこれが繊細で華やかな印象を与えます。
花が終わると稀に直径6〜7mmほどの球形の実を萼(がく)の上にのるような形でつけ、最初は緑色ですが熟すと光沢のある藍色〜黒紫色になります。
宝石のような美しさがありますが結実しない(実がつかない)ことも多いです。
名前の由来は花が集まって咲く様子が豪華で美しいことが「牡丹(ぼたん)」のようであることと、葉や茎に独特の臭気がある「臭木(くさぎ)」仲間であることから名付けられました。
原産地は中国南部で日本には江戸時代末期に観賞用として渡来したと言われています。
「花は極上の香り、葉は悪臭、根は強健」という非常にキャラの濃い際立った特徴を持っている植物です。
学名:Clerodendrum bungei
分類:シソ科クサギ属
開花時期:6~9月