アクアリウムによく使われるゴツゴツした岩を表現できる黒斧石にシノブゴケを活着させて自然石盆景を創作しました、活着にはじっくりと手間と時間をかけてコケを育成させる「蒔きゴケ」という手法を用いています。
綺麗に自然活着させると強く引っ張っても石の細かな隙間に活着しているので取れません、そして時々スプレーで水分を与えるだけで綺麗なコケの姿を維持できます。
一旦完成するとこれだけでもコケ盆景+水石として愉しめますが、中規模のビバリウムなどに使うと綺麗にまとめることができます、いろいろな使い方ができるので一度創作すると便利に使えます。
苔の生えた川辺の岩を模した石活着コケ盆景

☆創作ノート
 ・コケ  シノブゴケ
 ・装飾素材  黒斧石(こくぶせき)<大型:長辺28Cm>
 ・盆  和皿
 
 
都会で最もレギューラーなコケと言えばこのギンゴケです、ほぼ都会で見られるコケはギンゴケとホソウリゴケではないかと思います。
乾燥すると白くなり日が当たると銀色に輝くことから名がついたものです、耐暑性・耐寒性に加えて極めて乾燥に強く建物や下水溝などに自生しています、ちょっとした雨でも水分を得ると途端に緑色に変化し光合成によりエネルギーを蓄積するもっとも原始的なコケの一種です。
ホソウリゴケと共に都会で見られるコケであり多くの場合にホソウリゴケと同居しています、ただホソウリゴケは乾燥すると黒くなるので見分けがつきます。
神社の岩肌にびっしり生えたギンゴケ

 
 
地方オフィスのガーデン内に多数のシダが自生しています、その中でも夏場に一際目立つのがこのカナワラビです、群生すると非常に美しいシダです、観葉植物として室内で育てているシダファンも多いです。
冬には葉が全て枯れてしまいますが、温かい室内で育てれば年中常緑観葉植物として育てることができます、東南アジア諸国では道路の脇や公園などに生い茂っていますが全然雑草に思えないのが凄いです。
夏場に涼しげなカナワラビ
群生すると美しい

同じ環境でも自生している場所で若干葉の形が異なります
どうも陽の当たり方とか土壌の水分などによって異なるようです

同じガーデン内の見分けがつかないほどカナワラビとよく似ているシダ
先端の葉の形が明らかに違います
現在調査観察中

 
 
100均で買った小型のガラス製スパイスキーパーを使ってコケテラリウムを創作しました、蓋をして密閉させると何もしなくても半年以上は飾っておけるのでズボラな私にはこのスタイルのテラリウムが向いているようです。
密閉してもコケの呼吸によってガスの循環が行われるのでコケが成長できます、基本は室内の明るい場所に置きますがほぼ陽の当らない場所でも徒長気味になりますがコケが枯れることはありません。
ガラス容器の中に自然を取り込んだコケテラリウム
密閉容器の中で生き続けます

☆創作ノート
 ・コケ  シノブゴケ
 ・装飾素材  小石(青チャート)
 ・ソイル  アクアリウム用珪砂(GEX)
 ・ケース  ガラス製スパイスキーパー(直径5Cm)
 
 
長い間観葉植物ファンには人気のあるスパティフィラムです、大きな鉢で育てれば脇芽で子株を増やして大株に仕立てることも可能です、大株になっても葉寸は30Cm以下なので大変扱いやすい観葉植物です。
大型のテラリウムやビバリウムでも必ずと言ってよいほど下草などに使われるので各種の道楽に使えて便利です、肥料もほとんどあげなくても2年に1度程度の植え替えだけで維持できますのでメンテナンスフリーなところもお薦めできる観葉植物です。
ただ夏場の水切れには要注意です、水切れすると1日で萎れて翌日には枯れてしまいます、どちらかというと加湿気味で丈夫に育つ種だと思います、用土は特に選びませんが私は赤玉土とピートモスの混合用土を用いています。
購入から3年経ったスパティフィラム
未だに葉色も艶々で爽やかな印象を与えます

年に一度水芭蕉のような花を咲かせます
また脇からどんどん子株が出てきますので株分けしてプレゼントすることも可能です
