2025年5月16日 08:00
園芸の極意に「水やりに始まり水りに終わる」などと言われるように園芸に最も重要なのが水やりに他なりません、私も20歳代から観葉植物にはじまり途中休眠時期もありましたが現在では観葉植物に加えて盆栽や山野草類を育てています、やはり何年も続けていても未だに水やりは難しいです。
何が難しいかというとタイミングが早すぎても遅すぎても枯らしてしまうからです、また四季折々にタイミングと頻度が違いますので本当これこそ何度も失敗を繰り返して経験を積むしかないようです。
私がこれまでに身体で覚えた園芸の最大のコツは「善いと言われていることを実践するよりもやってはいけないと言われていることは絶対にやってはいけない」ということです、これは本当にやってはいけないことをやってしまうと失敗します。
冬の寒さに耐え元気に冬越しした盆栽素材の若い樹木類
その中でも水やりのやってはいけないことは沢山あります、まずは冬場に夕方以降の水やりと土の表面が乾く前の水やりです、あとは夏場の水やりを忘れてしまうこと、これらは確実に枯らすことに繋がります。
でも最近はこう考えるようにしています、「枯れる植物は何をしても枯れるし、枯れない植物は何をしても枯れない」のだと、例えば冬の夕方以降に水やりしてはいけないと言うけど室外で育てている場合には自然の雨や雪で水やりをしたのと同じになります、でも枯れないものは枯れないのです。
寒い冬に鉢の上が前日の水やりの水で霜柱が立っていたことがあります、それでも枯れなかった植物は沢山あります、真夏に出張で何日も水やりができなかったこともあります、かなり弱ってしまいましたが水やりですぐ回復したこともあります。
植物の飼育を始めたら会話しながら自分のペースに植物が合わせて成長するように時間をかけて教育することが肝要なのだと思います、気温が10度を下回ったら室内管理するのが当たり前の観葉植物も私はベランダで冬越しさせています、枯れることも無く元気で冬仕様の観葉植物に変化しているという事実が物語っています。