2024年12月20日 08:00
大小の筒形ボトルに入れた標本型コケテラリウムが現在多数売られています、小さなものでは試験管に大きなものでも直径12Cmほどのロングシャーレ型のガラス容器で造られます。
価格はコケの種類によって異なりますが、一番安い直径2Cmほどの試験管型で1~2,000円ほど、ロングシャーレ型では3~5,000円ほどです。
私は生態観察記録を目的に新たにコケを入手する度に標本型コケテラリウムを造っています、今回はそういった標本型コケテラリウムのシノブゴケ版です。
シノブゴケはハイゴケ科のコケでハイゴケ同様に徘性のコケで成長速度はハイゴケほどではありませんが環境が良ければ割と簡単に繁殖できます、コケ玉や吊るしシノブなどにも利用されるので流通量も多く価格的にもリーズナブルな価格で購入できます。
また比較的乾燥にも耐性がありますのでオープンなテラリウムでも神経質にならずに利用することが可能です、シダ類で人気の高いシノブに似た容姿は小型ケースで造られることが多いテラリウムにおいて小さなシダ類を模倣できますのでかなり重宝します。
シノブゴケを使った標本型コケテラリウム
ライトを当てるとシダ植物のような葉の形が浮かび上がり、他のコケと組み合わせると非常に見ごたえのあるビジュアルを演出します
シノブゴケ(拡大)
☆創作ノート
・コケ シノブゴケ
・ソイル コケ専用ソイル(華みやび)、アクアリウム用洗浄済小石(GEX)
・ケース ロングシャーレ(15Cm長)