スチーブ・ジョブズは、ipadの完成時に「テクノロジーとリベラル・アーツの結晶がipadを生み出した」という言葉を残しました。
この「リベラル・アーツ」という言葉ですが各種の業界で突然のように使われ出しました、特にAIでは成し得ない教養としてIT業界でもトレンド用語になりつつあります。
「リベラル・アーツ」とは「人間を自由に導く技」と解釈されていますが、具体的には何を指しているのか表現が非常に難しい言葉でもあります。
簡単な解釈では「やりたいことが自由にやれるツールや手法」と考えればよく、具体的には「人間らしさ」を指していると思います。
「リベラル・アーツとAIとの共存によって人間はより人間らしく存在できる」、という思想と考えるのがIT業界に限って言えば正しい解釈なのかもしれません。
これからのIT産業はこういった思想や哲学などの概念に基づいたシステムロジックが重要となり、どれほどのテクニックを駆使しているかという要素は正直何の価値も意味も存在しないようになってきます。
当然のこと最先端を行こうとしているベンチャー企業も無視できない概念になってきます、何故なら「リベラル・アーツ」は陰の教えられて身に着く教養ではなく、あらゆる事項に疑問を持ち自ら積極的に学んでいく陽の教養だからです。
そして覚えるのではなく自ら答えを導くことによって磨かれる教養でもあります、少なくても世に溢れている情報を鵜呑みにしている感情の他者移譲性の人には「リベラル・アーツ」という思想は身につくことはありません。
「覚える」から「自ら考えて答えを出す」という脳のロジックそのものが重要になります、目に見えているものを疑うこと、そして見えない物事の本質を捉えられる洞察力が肝要なのです。
その意味でも「リバラル・アーツ」を身につけるのは簡単なことではありません、しかし新たな思想を身につけられた者こそが、老若男女に関係なく次の時代に勝ち残れる者ということになり次世代に活躍できる人でもあります。
近未来には人間とAIは密接に結びついていき、そして共存共栄を図らなくてはならなくなります。
その瞬間までにどこまで「リベラルアーツ」を意識した行動を起こせるかどうか、この差は雲泥の差となり10年後には明確な形で表面化するでしょう。
成功したいのであれば「リベラルアーツ」という概念と必要性を正確に理解し、そしてそれを取り入れた思考で日々をフレキシブルに過ごしてほしいと思います。
その第一歩は「常に社会に対して疑問を持ち市井の人と同じような生活スタイルから脱却すること」、これに尽きます。
世の多くの起業家に多い課題はいつまで経っても儲からないことだと思います、毎日のように人と会い異業種交流会で必死に自分を売り込むのですがお金に繋がらないと悲鳴を上げます。
ズバリ人と会うことで集客しているつもりになっているのが儲からない理由です、人脈開拓とは名だけで常に忙しい割にはお金だけが出て行く羽目になるのです。
更に厄介なのが会った後のメールやら意味の無いお付き合い、下手するとその人の商品を買わされたりイベントのお誘いを受け無理した結果がトラブル続出で本末転倒もいいところです、結果的にシガラミと遺恨だけが尾を引く羽目になるのです。
そもそもビジネスの根幹は人と会うことでもなく人脈を増やすことでもありません、成功者をよく観察してください「できるだけ初めての人とは会いたくない」と言う人がほとんどです。
成功したければ真に有益になる人を得て、その人に時間もお金も神経も集中させることです、それが私の経験上の成功法則です。
世にはびこる何人集めるかということを生業としている集客コンサルタント、ではそのコンサルタントは何故いつまで経ってもお金が無く常に自身のビジネス集客に必死になっているのでしょうか?
その人の言葉を信じるよりも、その人の生活や境遇を見れば笑顔の裏に在る真実が見えてきます。
ビジネスは人脈の多さでは決まりません、たった一人でよいのです、有益な人と組めば労せずしてビジネスが回り出し経済環境が構築されてきます。
人脈の数を誇っているうちはビジネスでの成功など夢のまた夢で終わります、何故ならそんな行為はビジネスでもなんでもないからです。
市井の人の「俗世界の偏見」に流されてはいけません、成功者としてビジネスの王道をしっかりと確立していただきたいと思います。
お金の話は聞く人によって、また状況によって様々で誤解を生むことが多々あります、その意味でお金に関する記事はできるだけ書かないようにしているのですが、どうしても伝えておきたいことがあります。
「お金で買えないものは沢山ある」、「世の中お金じゃない」と昔からよく言われます、私もそう思いますしけっして間違ってはいないと思います。
ただ、世の中奇麗事だけではやっていけないこともたくさんあることを理解してほしいのです。
例えば一念発起して起業したとします、そこで先ず躓くのが資金の問題です、事業資金が無ければやりたいことを我慢して最小限のできるところから始めるしかありません、資金の問題は思った以上に厳しいのです。
誰が言ったのかは思い出せませんが、「やりたいことが無いなら何をしてもお金を貯めることだ、やりたい事ができたときに何もできないから」というけだし名言があります、私も経験則から本当にその通りだと思います。
老後のことを考えずに貯蓄などの準備をしなかった自身が悪いのか、このところ生活苦から人知れず無縁死する老人が後を断ちません。
「金は天下の回りもの」とは言うものの、現代はそんな呑気に構えていられる時代ではないのです、少なくても私は「お金さえあれば良い人なのに」と思える人は何人も知っています。
「お金が全てじゃない」、されど何をするにも生きてくのさえお金が必要なのです、その現実問題から目をそらして偉そうなことを幾ら語っても、一時の慰めにはなっても生活の糧にはなりません。
経営者であるならお金の問題は避けては通れません、お金が無くては事業推進どころではなく目前の家賃や給与を支払うことすらできないのですから。
これまで各種の事業を興してきて一つだけ言えることがあります、それは事業の内容と成功するしないというのは一切関係ないということです。
上手く事業推進させればどんな業種でも儲かる事業を作り上げることは可能です、しかも誰がやってもです。
私はよく「経営は99%がテクニックで決まる」と言っています、事業を興すにアイデアも能力も全く関係ありません。
残念なことに上手くいかない人ほど経営テクニックを懐疑的に考えて学ぼうとしません、そして常に自分のやり方が正しいと頑なに変えようとしません、まずは意味の無いプライドを潔く捨てない限り経営テクニックを教えたとしても何の意味もないでしょう。
儲かる経営テクニックは難しいことではありません、ほんのちょっとした思考を変えるだけです。
ここで話せる範囲で重要なことは「経営はタイミングが最重要」ということです、儲かる経営テクニックを身体で記憶したうえで始動タイミングをじっと待てるかどうかで事業の成功が決まってしまいます。
多くの人は「思い立ったが吉日」ですぐ始めてしまいます、まずこの段階で将来は既に見えてしまっているのです。
そして撤退のタイミングは始動タイミングに比較して数段階も上のレベルにあります、自身で育てた事業を簡単に捨てられるものでないことは解ります、でも奇麗に終わらさせずに腐らせてしまったら一生後悔が残るというものです。
誰が何をビジネスにしようが儲かるビジネスは簡単に構築できます、幾つかの約束事を守りやるべきことをしっかりやって天の時をじっと待つだけでよいのです。
20年以上お付き合いしている社長さんにスーパーマンではないだろうかと思える人がいます、新規事をいきなり始めたと思ったら必要な人材と資金を一気に集めて新会社を設立してしまうのです。
どんな事業でもその事業構築には不可欠な人材を本当にあっという間に集めてくるのです、またどんな規模の事業でも社員数人と事務所家賃と営業経費だけでも月に500万円はかかります、新規事業が利益を生み出すためには最低でも1年はかかります、つまり1億円近い資金を短期間に集めていることになります。
いったいこれを何処からどのようにして集めてくるのでしょうか、これが1回ならまだしも何回もこういった事実があるのです。
更にはサイト構築やスキーム構築もあっという間です、ちょっと様子伺いをしないでいるとガラッと内容が変わっています、コンテンツも日々どんどん更新されていきます、まるで一夜城のように目的を達成しあっという間に事業を軌道に乗せているのです。
世の中には本当にスーパーマンのような人は実在するのです、普通の人には信じがたい事を魔法のように実現させていきます。
事業が上手くいかなくなれば撤退もまたスピーディです、そしてまた何の躊躇いも無く別の事業を同じように立ち上げます。
この人自身は自分は特別だと思っているわけではありません、それが自分のやり方であり身についたビジネス手法なのです、ただ普通の人とは方法や規模の次元が異なるというだけのことです。
決して無理を通しているわけでもありません、普通の人には真似しようと思ってもできない、そこがスーパンマンと感じる所以です。
この人は自分のやり方を確立していて更にこれに徹しているということ、他者動向を一切意識していないということ、頭に描いたことを形にするのが極めて上手いということ、スーパーマン事業家の成功法則があるとすればこの3点だけなのかもしれません。
スーパーマン事業家のような生き方は一般の人の数十倍も人生を愉しむことができると思います、世界各国を回り自身のやりたい事を公私共に躊躇うことなくどんどんやっているのですから。
「やりたいことをやりたいようにやる」というのはこういうことです、そして一度でも「やる」と言ったのなら誰にも真似できない程のでっかいこと事を本当に実現させることです。