2023年10月 6日 08:00
経営者とはいろいろな理想を言います、「儲けよりお客様に喜んでもらえることが信条」、「社員が楽しんで仕事を行ってもらえるのが一番嬉しい」、「皆が幸せなら利益はそこそこあれば良い」などと。
厳しい言い方をしますと、これらは全て「逃げ」もしくは上手くいってないことへの後出しジャンケン的な「言い訳」です、あるいは意味の無い「プライド」か「エゴ」に過ぎません。
確かに社員の中には苦労を重ねても経営者と一緒に夢を実現させようと頑張る人もいます、でもそれは最低限の自身や家族の生活が保障されてのことです。
赤字を垂れ流しっぱなしで社員の給与も滞っている状況で上記の言葉がまだ出てくるようなら、大変厳しいようですが経営を交代するか会社を清算したほうがいいです。
利益が充分に出て余裕の言葉であるなら判りますが社員が生活できない状況では笑える話ではないです、経営者は関係する人達に対して責任があるのです、これは顧客サービス以前の基本的事項です。
考えてみてください、社員やパートナーのモチベーションが下がってどうやって顧客満足度を維持できるでしょうか?
経営者とはどんな状況であれ利益を上げなくてはならないのです、本業が上手くいかないのであれば自分一人でも別の事業を行ったり社長自ら出向したり日雇いで稼ごうが何をしてもいいです、とにかく利益を上げる仕組みを考えることです。
経営が行き詰っても何もできないで考え込んでいるだけではゾンビ企業と同じです、つまり稼働しているが実態は死んでいるということです、経営者の責任と言うのであれば企業縮小や清算をも潔く行う姿勢が重要なのではないかと思います。