2023年10月 2日 08:00
あらゆる業種でリーダーに「必須能力」を求められる傾向が強くなってきています、「必須能力」とは基本的に身につけるべき能力であり「必要不可欠な能力」と解釈しても間違いはありません。
昔の経営者は努力や根性で頑張ればある程度の成果も出せました、しかし現代においてはサービスの多様性や技術の変化のスピードなど克服すべき要素が実に多いのです。
こういう時代においては「必須能力」の差が結果に大きく反映されてしまいます、生き残るには「必須能力」を高めることが最低条件とも言えます。
では「強い」ビジネスリーダーにおける「必須能力」とは何かですが、以下のようなものがあげられます。
1:インテリジェンシー
これは最も重要な項目です、「大学や大学院を出ています」とか「常にトップクラスでした」とかはどうでもよいことです。
学校の勉強ができたできないのレベルは現在のビジネスにははっきり言って無関係です、「強い」リーダーにとって重要な「インテリジェンシー」とは儲かる仕組みや効率的な段取りを考えられる思考の柔軟性と回転の速さです。
2:運(勘)
どんな世界でも「運」に見放されたら絶対に勝てません、ゲームでも然りでどんな実力者でも「運」が無ければ絶対的に有利な状況でも勝てません。
「運」とは自分だけではなく相手や環境によっても異なってきます、結果的に「運」が良い悪いとなるのですが、よく考えると強運な人はやはり「肌で感じる何か」を確実に読み取って行動しています。
ここで言う「運」とは感覚から来る計算に似た直感的なもので、危険予知や未来予想なども統計からの計算によってある程度の確度で知ることが可能であり、このような事項も含みます。
3:精神力
これは「ビジネス成功者」に共通する重要項目です、自分を信じ、仲間を信じ、最後まで諦めない強靭な精神力に勝るものはありません。
こればかりはどう鍛えてよいのか、やはり多くの経験をするしかないでしょう。
4:有益人脈
言い換えると有益人脈が多い人とは人間関係や情を常日頃から大切にしている人です、自分勝手や自己中心的言動は確実に仲間を減らし敵を作ります。
何時も「無条件で本気で助けてくれる人が何人いるか」を考えるようにすれば、自己中心的な行動が減るのではないでしょうか。
リーダーとは下手をすれば自分を信じてついてきた者を路頭に迷わすことにもなるのです、心して自己ブラッシュアップを怠ってはならないのです。
自信が無ければリーダーは務めるべきではなく他の人に譲るべきで、これも経営者としての潔い責任の取り方というものです。